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No.070 日本でアフリカのアカデミーがプレー

長崎で開催された「2024 Jリーグインターナショナルユースカップ」で、ガーナのRight to Dreamが見事な戦いを見せ、準優勝に輝きました。
大会MVPこそ東京ヴェルディユースの仲山獅恩選手が受賞しましたが、得点王にはRight to Dreamのマーカス・モンセン選手が4得点で輝くなど、チームとしての実力の高さを存分に示しました。

Right to Dreamに関してはこちらでまとめておりますので是非ご覧ください!

ただ今回は「ガーナのチームなのになぜ白人選手が多いのか」という疑問も持たれたかと思います。実はこのチームは、デンマークのノアシェラン(かつて川口能活選手が所属)をトップチームとするMCO(マルチ・クラブ・オーナーシップ)で展開しているクラブであり、アカデミーです。今大会には、ガーナの選手たちに加え、デンマークのユース選手も参加していました。

この大会でRight to Dreamは、個の力の高さと組織力の両面で注目を集めました。決勝では東京ヴェルディユースとPK戦にもつれ込む接戦を演じ、惜しくも優勝は逃したものの、その実力は十分に証明されたと言えるでしょう。

本大会には、日本からJユースカップの覇者である東京ヴェルディユースと準優勝のサンフレッチェ広島F.Cユース、韓国からは水原三星ブルーウィングスU17とFCソウルU17、そしてドイツからアイントラハト・フランクフルトが参加。5年ぶりの開催となった国際ユース大会は、若い才能たちの交流の場として大きな意義を持ちました。

Right to Dreamの選手たちの中から、将来アフリカ各国の代表選手が誕生することは間違いないでしょう。彼らが見せた高いポテンシャルと洗練されたプレースタイルは、アフリカサッカーのいかんなく世界に、そして日本に見せつけたと言えます。多様な背景を持つ選手たちが、一つのチームとして成長していく姿は、現代サッカーの新しい形を体現しているのかもしれません。

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