この世界で困っているあなたへ(この本を書いた訳)

　今回のコロナでもさらに明確になりましたが、今の世の中は、文句だけ言って実際何もしない方が多い、と思いませんか。
　そういう方たちを見て、憤慨される方もいらっしゃると思いますが、怒っても仕方がありません。だって、あなたも僕も、何もしていないではないですか。

　そうです。そもそも人間は、文句だけを言って、実際、何もしない生き物なのです。
#安倍はやめろ 、と言う方はたくさんいますし、あれが悪いこれが悪いという方もいますが、「じゃあ俺が代わりにやりましょう」「こういう道を目指しましょう」という方は出てきません。野党もあれこれとヤジを飛ばしていますが、それは人の失敗をなじる行為であり、自分と自分の基盤の地位を上げるための闘いであって、新しい政策ではありません。

　これは、当たり前の話です。文句を言っている方は、ただ、時代に流されて生きているだけの方だからです。先のことを考えて騒いでいるわけではないので、全てを人のせいにしてしまいますし、喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいます。
(でも、頑張って、一生懸命生きているんですよ)

　そして、世界を変えられるような頭の良い方は、全ては自分の責任と割り切って、どんな時代になっても生きていく術を考えられます。そのため、世界の現状に対して、特に文句を言いません。こういう方達は少人数です。人間以外に未来を考えられる生き物はいないので、未来を考えることは高尚な技術なのでしょう。

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　僕は、戦略コンサルタントです。人も雇っていませんし、在庫もありませんし、顧客も潤っています。パソコンがあればどこででも仕事ができるような仕事のやり方を組み立てたので、生きるには全く困っていません。資産運用もおこなっておりますし、戦略は、世間が困った時には必要となります。今後も普通に生きていけるでしょう。

　ただ、僕個人は良いのですが、周りの人全員はとても助けられません。僕は、人間が大好きなのです。人間がいないのなら、生きていても仕方がないとすら思っています。
　あちこちの団体にお邪魔すると、学童保育や老人ホームでは、生きることが辛いと仰る方とたくさん出会いました。クラブで遊んでいる子や大学生と話していると、なんのために生きているんだろうと相談を受けました。暴力団の友達からは、この生き方が嫌だけど、どうしたら良いのかわからないと言われました。経営者と話していると、孤独で寂しいと仰る方がたくさんいらっしゃいました。それから、貧乏な国では、物理的に生きていられない方もたくさんいらっしゃいます。そして、このまま世界が進んでいくと、その格差や空虚感は、ますます広がっていきます。
　それだけではなく、世界は画一化して面白くなくなっていき、自分の子供か孫の代には、世界が物理的に壊滅的なダメージを受けてしまうかもしれません。少なくとも、環境的に、幸せな人生を生きることが難しくなるかもしれません。

　人間の考えは、遺伝子の他に、どれだけの視野で物事を見ているかと、過去未来合わせてどれだけの長さの時間を見ているか、そして、それらをどれだけ深く見ているかによって、全く違います。
　社会的に成功している方は、努力が出来なくて、自分のこと、今のことしか見られない人たちの気持ちはあまりわかりません。ただ生きている方は、自分のいる社会の常識に縛られ、自分の常識と違うものを全て悪だと決めつけ、それ以上何も考えずに攻撃します。
　自分たちの常識を、お互いが正義だと思い、争いあい、騙しあう結果が、戦争に繋がっていきます。
　そして、その感情を操って、巧みに世界をコントロールする方たちもいます。(この方達が僕のクライアントさんでした。めちゃくちゃ頭がいい人種です)
　誠に遺憾ですが、これは人間の本能なので仕方がありません。

　とは言え、この「本能」に基づいた世界は、このままじっと待っていれば、1000年経っても絶対に解決しません。

　頭が良く、社会的成功をおさめている方も、研究ばかりしている学者も、実際には、いわゆる一般庶民の方とお話をする機会がありません。話していても人間は、地位が違うと思うと、本音を話さないものです。対等の立場で、本当の話を聴くことは出来ません。
　浅い知識はマネタイズには繋がりにくいので、成功者は全員、何かしらの深い知識を持っています。けれども、深く知ることに時間を取られてしまい、かなりのレベルの実業者以外は、広く社会を見ることが出来づらいものです。
　また、未来を考えているとはいっても、せいぜい自分の寿命までです。100年以上先を考えても、マネタイズには繋がらないので、ほとんどの方は考えません。

　動物的な人間も、理知的な人間も、間も無くやってくる世界危機の、根本的な問題を解決できない。ならば一体、誰が解決できるのでしょう。
　そこそこ頭の良い遺伝子で生まれ、良い教育を受け、時間を奪われずにお金を稼げ、浅くて様々な知識を吸収するのが好きで、無駄と世界を愛し、善悪の基準がなく、人間の観察ばかりを続けてきて、無駄に見える点と点を繋げることが出来る人間。そんな人はどこかにいないものでしょうか。
　そう考えると、僕の周りには僕しかいませんでした。

　僕は、生まれた時から善悪の基準がなく、みんなが喜べばそれでいいのではないかと思っていました。そのため、若い頃は、法に触れるようなことをしたことがあります。大人になってからは、法に触れないようにクライアントさんを助ける術を学びましたが、やっていることは同じです。結局、自分の幸福は、自分の周りにいる人たちと笑っていたい。出来たら、いちゃつきたい。それだけなのです。
　僕は、法には触れていないし、誰も傷つけてはいないのですが、悪いことをしているという自覚があります。目立ったり、矢面に立つと、さぐられて、潰される可能性が高いので、この世界の現状に対してヤキモキしながら、10年前から救世主の出現を待っていました。
　けれども、一向に現れないまま、世界は不穏な空気に包まれています。もう、のんびりと待ってはいられません。提唱できる人がいないのでしたら、自ら旗を掲げて立つしかありません。

　そんな訳で、新しい世界の一歩目を踏み出すことを目指して、クライアントさんに迷惑をかけないような仕組みを作り、日本でも会社を作り、戦略家として、みなさんに、新しい世界についてお教えすることにしました。

　この本は、中学生以上の、日本語がわかる方に向けて書いておりますが、毎年更新して、わかりやすく、新しいやり方を取り入れ、各国ごとのバージョンを作り、後々は、文字が読める世界中の人がまず読む本。そんな立ち位置を目指しています。

　つまり、この本は、「人間に対しての指針」です。

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　指針というのは、「どこへ向かうか」という目標のことです。歯が痛いと思っていても、歯医者に行こうという目的地を知らないままでは、どんなに痛いと叫んでも歯医者にはたどり着きませんし、無理やり虫歯を引っこ抜かなければ問題は解決しません。無理やり抜けば、その先には、荒涼とした穴ボコと、大量の出血が待っています。
　人類は、目標が無ければ、個々人がどんなに頑張っても、結局は、本能や感情に流される歴史が続いていくだけです。それは今までもそうでしたし、これから1000年経っても変わりません。この本は、その流れを断ち切り、人類が目指すべき場所を示すことが目的です。

　僕は、「戦略の神」「今孔明」と言われるほど、戦略を立てることが得意です。そのため、この本の内容は、賛同してくださる方が増えれば増えるほど、世界を平和に変革することができるでしょう。
　けれども、戦略を実行することが僕より優れている方はたくさんいらっしゃいます。戦争に例えると、近距離戦での武力や戦術が強い方も必要ですし、物資の輸送が得意な方も必要です。武将だって、兵士だって、炊き出しだって、いなければ戦略を実行できません。

　なので、この戦略は凄いですが、僕だけが凄いのではなく、読んで、同意して、実行する、みなさん全員が凄いのです。
　お互いに敬意を持って、文句を言うのではなく、一緒にお話をしながら、新しい世界に向けた楽しい旅を始めましょう。

　新しい世界の第一歩がここから始まることを願って。

追記:

　すでに書き終わっている本なので、これから少しずつアップしていきます。面白くて役に立つ本なので、無料の部分だけでも是非お読みください。

　早く読みたいというありがたいことを言ってくださる方には、アップするごとに買っていただきたいのですが、 各章や、一冊の単位で買っていただく方が割安になっております。

　無料部分を増やしている理由は、#新しい世界、で同意と拡散が欲しいからです。出来るだけ多くの方に読んでいただき、世界を救いたい。そのために書いた本です。

　それなのに値段をつけている理由は、小銭が欲しいわけでは無く、最初の読者層を選ぶためと、お金を払うだけの価値があると認めてもらいたいという承認欲求のためです。その分、買っていただければ、最新で、普遍的で、僕にしか書けない内容なので、絶対に損はさせません。

　それと、パクリだけはやめてください。内容を話す時には、必ず、「OMYが言ってたけど」と一言添えてください。それだけで、あなたは最新の未来を話せますし、僕は宣伝していただけることで、次に考えている「全人類の幸福」に向けた戦略を実行しやすくなります。

　よろしくお願いします。