3-1-5 根本的な解決とは何か(差別をなくす)
「1国の中に10の制度があってもいいなんて。それじゃあ差別は無くならない。根本的な解決にはなってないじゃないか」という方もいらっしゃるでしょう。
けれども、言っている時点で、あなたも差別をしているということに気付いていらっしゃいません。
日本に生まれただけで優位
世界では、今現在も、飢餓で苦しんでいる人間がたくさんいらっしゃいます。自由が驚くほど無い、家畜のような生活をしている人間もたくさんいらっしゃいます。
一方、あなたは今日、何を食べましたか。どんな服を着て、何をして遊んでいますか。生まれた場所が違うだけで、あなたよりも努力しているのに、不幸せな環境の方はたくさんいらっしゃいます。
全ての国が日本になるべきだとは思いません 。日本になることが幸せという訳でもありません。けれども、生きることがあなたより困難な方は、世界にたくさんいらっしゃいます。
あなたはもし、彼らが、「あなたのような贅沢をしたい」と言ってきたらどうしますか。彼らは、あなた以上に苦しい仕事をしても、あなたのような生活はできません。
そんな他国の方たちに、自分が稼いだお金を全て分け与えますか。
それでも、コンビニエンスストアの廃棄を食べて、駅で段ボールに包まれば、まだ彼らよりも、インフラにおいては幸せでしょう。
ほとんどの方は、目の前さえ良ければ気にならない
結局、あなたは、少ない情報でしか物事を判断しておらず、自分がたまたまた目に入った情報を元に、「感情」的に、「差別を無くせ」と言っているに過ぎないのです。
あなたにとって、気になる差別が起こらない街を選んで住めば、「差別は少ないなー」と思うようになります。
重要な思考の合った国を選べば、自分の一番嫌な部分に対する差別は無くなります。
人間が差別をするのは、人間の特性です。差別がなければ、逆に、恋愛も、友達も無くなってしまいます。どうしても相入れない思想を持った集団があったならば、そういう集団同士が出会わないようにすれば良いのです。
人間は、外見が似ていても、中身が大きく違うことは、大いにあり得ます。
たくさんの国があって、特徴的な地域もたくさんあって、各国の情報を自由に手に入れることができて、その国独自の条件に合わせることが出来流のならば、自分の好きな国に住める。
そうならなければ差別による争いは起こり続けますし、そうなれば、より多くの人間が、幸福に近づけるでしょう。
趣味専門の村
差別問題からは離れますが、趣味専門の村を作るのもいいでしょう。
戦国時代っぽい村とか、平安時代っぽい村、アメリカならガンマンの村とか。
言葉遣いや服装以外は、ほとんど法律を変える必要がないですし、考えるだけでワクワクしてきます。
村全部がまるでディズニーランド。
さらにその村の観光に投資すれば、国にも利益が出ます。
籠っても、全員に敬意を持つ
ただし、再度お願いしたいところですが、あくまで、世界の一部を削って街を作るのです。しっかりと税金を払ってくださっても、自分たちだけで生きていけている訳ではありません。
つまり、世界はつながっていて、あなたは、誰かの恩恵を受けているのです。
街を作るには、そういう街を作ることに文句を言わない方達、嫌だからといって攻撃してこない方達もいます。
自分たちとは価値観の違う全ての人間(力あるモノ)たちに対しても、敬意は持っていただきたいです。
こういう街がいくつも出来て、自分の価値観が認められ、自分と違う価値観が世の中にはいくらでもあるということがわかってくれば、差別によって、力づくで抑圧することが無くなっていくでしょう。
日本の成功例
戦術ではなく、偶然ですが、日本での文化を分けて成功している例としては、沖縄が挙げられます。
日本で一番収入が低いのに、日本で一番幸福度が高い県。
日本の文化というよりも、沖縄独自の心豊かな文化が育まれているからこそ、沖縄に住む方々は幸せな方が多いのです。
北方四島
もっと強烈に1国多制度を実行させるのなら、北方四島なんて、1国多制度を試すのにふさわしいのではないでしょうか。
ロシアはどちらにせよ、返す気なんてありません。でしたら、こういう国を作れば、返還要求もしやすいです。
ロシアとも繋がりやすくなって、アイヌの方とも知り合えて、なんか素敵ですよね。(ここの戦術を書くと、また1冊書けてしまいますので割愛します)
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