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拝啓、私の人生を支えてくれた「他人」の皆さんへ


私の人生を語るには外せない
重要な「他人」の方々。


今日はあなたたちに感謝を述べたい。



①小学生〜高校生までお世話になった美容師さん


私は高校1年生で不登校になった。
どこにいても孤独だった。
転校してからも友達がいなくて
1人でご飯を食べる毎日。

その話を美容室でしたとき、美容師さんが一言。

「ここで食べれば?笑」


超超ちょーーーー真面目だった私にとって
「学校の外でご飯食べてもいいじゃん」みたいなマインドって新鮮で、
「こんな感じで生きてもいんだ」って思わせてくれた一言だった。

”正しいこと”に囲まれて生きてきたから
なんか心が軽くなった思い出がある。

実際に美容室で食べることはなかったけど
大人の余裕と優しさを感じた。



②高校の先生(通称F先生)


このかたは転校した先でお世話になった先生だった。

見るからに不健康。
内股。
期限をかなり超えているコンタクトレンズをつけている話、
今でも強烈に頭に残っている。

でもめちゃくちゃやさしかった。
勉強を教えてくれたり、愚痴を聞いてくれたり、
志望校がB判定でたときは一緒に喜んでくれたし
学校に行かない日が続いた時は手紙を書いてくれたこともあった。
(まだ大切にしまっています)
友達と比較して嫉妬したり、焦ったりしたときも励ましてくれた。

20歳の成人式の時期、同級生から連絡がきて
その先生が亡くなられたことを知りました。


私だけでなく、いろんな生徒の心の暗い部分を
広い心で受け止めてくれていました。

だから、疲れてしまったのでしょうか。

元気に生きていること、先生への感謝の気持ち、
伝えられなかったのが後悔です。


③大学のカウンセラーさん


大学にあるカウンセリング室に何度かお世話になった。

周りと同じスピードで歩めない自分に気がついて
頑張ろうとしても不器用な自分ばかりが目立って辛かった。

このカウンセラーさんの良かったところは
周りと同じスピードで歩むことを強要しなかったこと。

まずあなたはどうしたいのか、と聞いてくれて
それを達成するために寄り添ってくれた。


そして「アロマテラピー」を教えてくれた人でもあった。

五感を使って自分をケアすることを初めて学んだ。
そのかたは旅先にラベンダーのアロマオイルをコットンにしみこませ
持っていくようにしていると教えてくれた。

気持ちが揺らぎやすい自分をケアするために
「香り」からアプローチする方法を教えてくれたのは
この方が初めてだった。

(余談ですが、4年前にアロマテラピー検定3級に合格しました!)


④アイドル


自分史の暗黒時代。
生きる活力や支えになってくれたのはアイドルの存在。

学校に友達はいないけど、校外にヲタク友達ができて
一緒にカラオケに行ったり、推しの誕生日を
勝手に祝ったりして(笑)楽しかった。

何も生産しないし、何も身につかない
一見無駄に見えることだけど

この時間が明日を生きる源になっていたことは
確かだった。



⑤3年前で更新止まっている、とあるYouTuberさん


チープに聞こえますが「世界は広い」という事実が
ガン!と自分の頭に落ちてきたような衝撃だった。

国どころか、地元の市を出ることすら
よく思われてないくらいに厳しい家庭で
軽いラプンツェル状態。
「塔の中にいれば安心だから」
「塔でたら、◯ぬよ?」
(実際に海外行ったら、◯ぬよと言われましたw)

下手したら東京も見れずに
人生終わるんだろうなと思っていた。

何きっかけで見つけたのか忘れたけど
「プロムに誘われたけど、誘ってきた男の子がいまいちで〜」
とギャル口調で愚痴る動画がめっちゃ好きだった(笑)

ディズニープリンセスみたいなドレスをきて
男の子とをペアになって
ダンスパーティーに行って
ニューヨークをヒールの音鳴らしながら
サングラスして、「Call Me Maybe」を聞いて
健康志向ヨーグルトを食べ歩く

映画の世界だと思っていたことが
現実に起きているという事実を目の当たりにしたときに
「いつか私の身にも起きるかもしれない・・・!」
と夢を見ることができた。

(プロムは不可能だけど
ニューヨークをヒール&サングラスで歩いて
健康志向ヨーグルト食べるのは
まだ叶うよね?笑)


拝啓 「他人」の皆様へ


あったことない芸能人も含めて
私の人生を支えてくれた全く他人の皆さんに
とても感謝をしています。

この10年(特に前半)はまあしんどかったです。
でも思春期から20代前半くらいまでは
大体の人がしんどいのかなって今では思います。

当時はただの「人」でしかなかったけど
振り返ってみると確実に不安定な私を
言葉や知識で支えてくれていた大人がいました。

出先であった店員さんとかロッカーが隣だった人とか
ちょっとしたふれあいで生まれた言葉が
自分を支えているなと思うこともあります。

AKB48の名曲の歌詞を借りるならば
「人は思うよりも、ひとりぼっちじゃないんだ
 すぐそばの優しさに気づかずにいるだけ」

手を差し伸べてくれる人はきっと周りにいる。
今もそう思えるのは、
今までたすけてくださった皆様のおかげです。

ありがとうございました。

みなさまのおかげでここまで大きくなれました。
私、もうアラサーです。

これからは私もみなさんのように手を差し伸べる側になれるよう
優しく生きていきたいと思います。






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