「もっと大変な思いをしている人もいるんだから」という言い草
人間である以上生きていれば必ずつらい思いをすることになる。
そんな時に励ましてくれているのだろうが、
「もっと大変な思いをしている人もいるんだから」
みたいなニュアンスの定番の言い草が世の中にはある。
あれが全く納得できない。
むしろだから何なんだよとしか思えない。
自分がしょうもない理由で少しへこんでいる
みたいな状況ならまだ納得できなくもないが、
本当につらい状況の時にそんなことを言われても
イライラするし知らねぇよという感想しか出てこない。
これは自分の共感する力が低いからなのだろうか?
そりゃ自分がどんなにつらい思いをしていても、
世界を見渡せば自分よりつらい思いをしている人はたくさんいるでしょう。
今この瞬間にも戦争をしている国だってあるわけだし。
日本に限定してもニュースを点ければ自分より大変な状況の人は大勢いる。
だからってそれが慰めになるか?
人と比べてまだマシだとしても自分がつらい状況に
おかれている事に変わりはない訳で。
そんな時にもっとつらい人もいると言われて
それで納得できる人は自分から見れば聖人だ。
自分はそう言われるたびに、
どういうつもりで言っているんだろうと思ってしまう。
まぁそんなに深く考えて言っているわけでなく
ただ励まそうと思って言ってくれてるのだろうけど…。
はぁ…。我ながらめんどくさい人間だ…。