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ばらばらと出逢った

久々に河原町を歩いた。
久しぶりといっても数ヶ月ぶりくらいだろう。



MOVIXにはドルビーシネマができていた。嬉しい。前からはなかったような?また観にいきたい映画があれば行ってみよう。



その隣のゲーセンでカビゴンのぬいぐるみに引き寄せられた。

かわいい。

100円入れてみた。

取れない。


いつもならここで諦めるところを財布を見ると500円玉が。
気付くと両替えをしあと2回ダメだったら諦めようと挑戦した。


2回ダメだった。


なのにもう1回チャリンと落ちる音。

結局4個のモンスターボールを投げたが逃げられた。

500円で6回できる機械だったので5回目は悔しくなるので400円でここを去ることにした。


その後も商店街を練り歩く。

あの400円をあそこで使わなかったら中古のレコードが買えたな。
と考えながらレコード屋で掘り出し物探し。

結局何も買わずにまた歩く。

冷やかしみたいになってごめんね店員さん。


何となく新京極のビレバンに。

ビレバンの中で一番好きな店舗だからつい前を通ると入ってしまう。

ぐるっと回って帰ろうか。

あの棚の辺りを見たら出よう。



いつも見る棚ではなかった。

でも私の好きが詰まった棚だ。

星野源と小林賢太郎の本が共に並ぶ。

なぜ分かる。。

少し悔しくもあり、嬉しい。




そこに初めて見る本があった。




「ばらばら」
うた・し 星野源 / しゃしん 平野太呂





知らなかった。



星野源が大好きで彼と仕事をしたい。
それが私の夢である。

だけど知らないことはたくさんある。



申し訳なさと同時に知れた喜び。



今買わないともう私の元には来ない気がした。



ありがとう。出逢ってくれて。



帰りの電車で窓側の席に座り本を開く。

午後の陽の光を浴びながらページをめくる。

とても好きな空気感。


今この文章を書きながら本と一緒に付いているCDを聴いている。

今とは若干声質が違っている。

それもまたいい。

どんな彼も彼だから。
だから素敵なんだ。
好きなのだ。


源さんのことがまた少し知れた。

平野さんの写真がとても素敵で好きになった。




本との出逢い。

本当の出逢い。

そんなお話。

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