【コロナで脱資本主義】エピソード7 サラリーマンは現代の奴隷か?(7)
エピソード7
サラリーマンは現代の奴隷か?(7)
(A) <貨幣> - <商品の消費> - <減少した貨幣>
↓
(B) <貨幣> - <商品の消費> - <増加した貨幣>
「ほら、プレミアだよ」
「どういうこと?」
エリカが質問する側に回るなんて、なんと気分のいいことか。ボクは、空咳をすると、自信満々に口を開いた。
「たとえば、ビートルズがデビュー前になけなしのお金で買った楽器も、ビートルズが消費することでプレミアがついて貨幣は増加するじゃない。そのプレミアのことを(B)は表してるんだ」
ところが、エリカとマルクんはあきれ顔だ。え? 俺、なにかおかしなこと言った?
ここから先は
1,565字
エピソード4までは無料でお読みいただけます。
これから私たちは、1929年の世界大恐慌に匹敵する誰もが経験したことのない経済不況に見舞われます。
新型コロナウィルスは単なるきっかけに過ぎません。企業の連鎖倒産、不動産バブルの崩壊などで、「その日、食べられれば御の字」というレベルの生活を強いられる可能性すらあります。
そうでなくとも、サラリーマンの給料は生活費と一致する、すなわち、生活費に消えてしまうように創られた経済制度が「資本主義」なのです。
この仕組みをぜひとも学んでください。
エピソード4までは無料でお読みいただけます。 「資本主義はもっとも優れた経済制度」と子どもの頃から刷り込まれ、それを疑うこともしない日本…
記事はすべて無料でお読みいただけます。いただいたお志は、他のnoteユーザーのサポート、もしくは有料コンテンツの購入費に充てさせていただきます。