#2 社長は少しバカがいい。 鈴木喬 #読書感想文
鈴木 喬(すずき たかし)は、日本の実業家。エステー会長。
・いつだって「勝てる、勝てる、勝てる」と自分に言い聞かせている。
・あえて角番に立って、クソ度胸を出せ。
・僕は毎日何万回も自己暗示をかけた、「売れる、売れる、売れる」。仕事で結果を出すために大切なのは、究極のところ熱意に尽きる。どこまで本気で「売れる」と思い込めるか。社長の思いの強さが試されるのだ。
何回も繰り返し発し潜在意識にまで到達させる。鈴木さんはそのようにしてモチベーションを上げ、確信に変える。自分で自分を信じない限りは従業員もついてこないし、仕事も成功しない。絶対成功すると思っているからこそ努力をする。
・戦後きれい事だけでは食えやしない。家族を養う事は出来ない。ときに悪知恵も働かさなければ、野垂れ死にだ。リアリストでなければ、生きて行けない。それが現実だと知った。
「リアリストであれ」いい言葉だ。特に辛い現実を直視する時は心が重くなるが、それを受け入れないと、建設的な一歩が踏み出せない。方向を見失ってしまい手段が目的になってしまうことがある。
・もっとも重要なのはキャッシュだ。赤字で会社は潰れない。キャッシュが尽きたときに潰れるのだ。
これは単純にPLでなくBSで経営を考えよということですね。
・上杉鷹山はこう言っている。”働き一両、考え五両、見切り千両、無欲萬両”さすが名君だと唸るばかりだ。
・危機だ、危機だって、もっともらしい理屈を並べて、うるさく言う人がいる。もっと歴史を勉強したほうがいいよ。長い目でみれば、いいときもあれば悪いときもある。悪いときの方が多いんだ。それが普通なんだ。だから、いちいち騒ぐなよ。ビクビクしたってしょうがない。大将が元気でニコニコして、平気な顔してたら、たいていはうまくいく。
一昔前は人間の死なんて身近にあった。だから人生長生きするよりも、名を残す事を優先させていた。時代や環境が変わると人間の感じ方や考え方も変わる。つくづく人間は環境に影響されやす生き物だと思う。だから、時には環境に左右されない強い意志を持つ事が大切だ。
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