#2 運は創るもの 似鳥昭雄 #読書感想文
似鳥 昭雄(にとり あきお、1944年3月5日 )は、日本の実業家。株式会社ニトリの創業者で同社および持株会社である株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長。
・アマは、これがあるからできないと思う。プロはこれさえ解すればできると考える。
出来ない理由を探す前に、どうしたら出来るかを考える。それをクリアーすすると、前回もできたから今回も大丈夫だねと自信を持って対応できるので、自分の能力の幅も広がる。
・アマは、変化がきた時、ダメだと思う。プロは変化がきた時チャンスだと捉える。
諦めそうになった時にそこで歩みを止めてはいけない。なぜならばそれは成功の目前に立っている事を意味するというのを、聞いたことがある。
・仕事に必要なのはする力ではなく、それをやり遂げようとする、執念である。
物事をしつこく行うは重要だ。これは自分自身の考え方とよく共感できる人が最大公約数的に言われているので正論なのかなと思う。楽をしようと思うと何も成就しない、楽をするためにどの様にしたら良いかを考える。
・商売の上で迷ったら、お客様という原点に戻って考えれば、すぐ解決する。
ユーザーとしても自社のサービスや商品を使いたいなと思えるように仕事をしなくてはならない、ということですね。
・プロはどんな難しい仕事でも、辛いと思ってやってはいけない。難しければ難しいほど、楽しんでいる面がある。
できれば嫌なことを避けたいが、どうしても無理な場合は真正面から全部受け入れて積極的に対応する。まるで自分でそれをしたかったかのように。そうすると思わぬオルタナティブな選択肢が現れる。
・疲れていても、張り切っているかのごとく振舞え。悲しいときでも、悲しくないかのごとく振舞え。かのごとく振舞うことは、困難から脱出する最良の対応である。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいに近いですね。脳と言うのは不思議なものだとつくづく思う。
・何も決定しないことは、誤った決定よりもなお悪い。
これはマキアヴェッリもいっていたが、やはり本当の失敗は何もしないことという事だろう。
・「攻め」の人間は齢はとらぬ。「守り」の人間は、どんどん老いていく。
町内会長さんが長生きするというのを聞いたことがある。立場的に色々な人をまとめなくてはならないのでとてもめんどくさい。でも、何とかしなくてはならないので、相手の事も受け入れながら、全体の進捗も相手に理解してもらう。自分の殻に閉じこもってはいられず、多様性が必要になるのでどうしても変化をしなければならない、その結果長生きするらしい。