記憶に残る女の正体
彼女、友達、セフレ。どんな立ち位置でも、記憶に残る女は一定数いる。
男が、何でもう関係ないはずなのに頭にあいつが出てくるんだ・・と頭を抱えてしまうような存在。
彼女らはなぜ、人の心に住み着くのか?
取り繕った強烈なキャラを続ければ、記憶に残るか?いや、決してそうではない。
生きづらさ、優しさ、繊細さ、そしてその人の生き方そのもの、それが存在感となって人の心に住み着くのだ
例え、それが多少苦い思い出だとしても。
例えば、口下手な男性で感情を出すのが苦手という男性がいたとする。
今までの彼は誰と付き合っても、「口下手でうまく話せない自分」しか相手に出せなく、
恋人にすら、その悩みを打ち明けられない
そんな中、新しく出会ったその彼女と話すときは、自分の殻を割れたような感覚になり、自然な笑顔になっていたら・・
それは間違いなく、彼の人生に影響を与えたわけであり、その彼女が一生、頭に残り続けるのである
それはただ単に、相性がよかったわけではない
彼女が汲み取ってくれた、つまり彼への精一杯の愛情であり優しさが彼の新たな一面を引き出したわけだ
こういった、ポジティブな思い出だけでなく、辛い別れ方をした場合も同じだ。
「離れてはじめて気づいた、曖昧な態度や、言葉のせいで一人の女性を悲しませてしまった。俺はまだ未熟だったことに」と。
記憶は日々更新されていくが、自分の人生に気付きを与えてくれる人は、頭の中に残り続ける
どんな文明が進化しても、この先もずっと変わらないだろう