思い出が美しい理由

ふと思ったことがある。

大切な人との思い出って、いつも思い出すのは断片的な一瞬であること。

メインイベントじゃなく、帰り道やちょっとした会話、笑顔など。

花火大会に行ったはずなのに、帰り道のふとしたあの人の笑顔が思い出される

そんなこともあると思う

昔家族で流れるプールに行ったことがある

もう15年以上も前だが、たまに夢でその映像だけ

父親と浮き輪に捕まりながら流れる映像だけ

夢に出てくることがある

たくさんメインイベントはあったはずなのに

家族で祖母の家で一つの部屋でテレビを見た

あの懐かしい香りとともに思い出される

思い出っていつも断片的な気がする。

だからこそ、美しく残るのかもしれない。

あの人の笑顔は、心の中の思い出として

儚く今日も綺麗に私の目に映っている。

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