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「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」想うこと。

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」をみた。

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』予告編

人類の歴史が人権を訴えるときに掲げる「自由」と「平等」が矛盾する、その相対世界。

自由の理想が、アメリカを中心とした資本主義社会であり、平等の理想がソ連の社会主義だったので、

なぜ?

平等な社会、世界を理想とした国家が崩壊したのか知りたくて、「ソ連」「崩壊」などというキーワードで検索して、

アマゾンプライムで、この映画を視聴することとなった。

この映画は実話を元にした内容が描かれており、世界恐慌の中、ソ連だけが経済発展をしているということに疑問をもった記者が、そのソ連の資金源の謎を暴く、というストーリーだ。

結果的には、ソ連の領土であるウクライナで、うん百万人の飢餓が出ており、それをソ連、スターリンは、そのままにしている、という

衝撃的なニュースを全世界に発信する、ということになっている。

そんなソ連という国に対して、足元をゆるがすような記事を書いた勇気ある記者は、

30歳前に、殺されてしまう。

ここで感じたのが、スターリンがどうとか、記者が勇敢だとか、ではなく、

なぜ、社会主義が崩壊したのか?

人間が理想とする平等な国家はなぜ成立しなかったのか?

自由と平等がなぜ、両立せず、自由と言うアメリカ中心の資本主義社会と、今は、ロシア、中国の共産主義という平等を理念とした

ある意味、国家というより、その背後にあるイデオロギーの対立が起きるのか?
そこの質問に答えるようなディスカッションをしたい、と思った。

人類が始まって、様々な理想を掲げてきたが、それがまだ実現する気がしないが、

人類にとっての理想の共同体を模索し、新しい時代を構築していきたいと思った。

※実際には、それはなかった、とは証言しているが、映画のシーンで、
人が人の肉を食べるシーンは、身の毛のよだつ戦慄を覚えた。

人間はこんなにも悲惨な残酷な歴史を紡ぎ足していて、その延長線上に自分たちは生きているから、関係ない世界なんて、1つもないんだ。

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