衆議院選挙と最高裁判官の国民審査です。
今週末は衆議院選挙の投票日です。
投票先を選ぶのも難しい。だって情報が多い。でも投票するのはめちゃくちゃ簡単なので散歩がてらひょいと行ってみましょう。
・持っていくもの
自宅に送られてきた投票所入場券だけ。
(なくても本人確認ができれば投票できます。運転免許証などを持って行きましょう。)
筆記用具は用意されてるのでご心配なく。
・日にちと時間と場所
2021年10月31日(日)
原則、午前8時30分から午後8時まで
当日、都合が悪い場合は、「期日前投票」を利用することができます。
今回の衆院選では、20日から30日まで。
場所は各市区町村に1カ所以上設けられる「期日前投票所」です。
(「住んでる市町村名 + 期日前投票所」で検索するとすぐ出てくるよ)
期日前投票の場合、場所によって開いている時間が変わる場合があるので、お気をつけて。
・投票先
自分の住んでいる地域に割り当てられた小選挙区から立候補した候補者1人と自分が選ぶ政党1つ(比例代表)に投票をする仕組みです。
(小選挙区の候補者は「住んでる市町村名 + 小選挙区 + 候補者」で検索するとすぐ出てくるよ)
はてはて投票先の選び方について、本当に知りたい事はなかなか見つけられない。困ったものですが、判断材料としてよさそうな記事を見つけたのでまとめておきます。
ヒューマンライツ・ナウという団体とハフポストとNO YOUTH NO JAPANという2つの団体が連名で各政党へ主にジェンダーや人権問題に関してアンケートを行い、そのまとめがそれぞれ公開されています。
ヒューマンライツナウの方は公明党が未回答だけど、回答原文の公開されていて、どんな根拠で考えを示しているのか理解する事が出来てよい。
◎ヒューマンライツ・ナウ
◎ハフポスト & NO YOUTH NO JAPAN
その他、コロナ対策・経済政策・子育て支援/教育・社会保障・外交/安全保障・憲法・原発・ジェンダー/多様性に関する各党の政策は以下。
どう考えても現状で問題ないなんて事はなくて、現状を変えなければまともに生きる事すら出来ない人がいるこの状況は何とかしなければならない。
衆議院選挙と同時に最高裁判所の裁判官に対する国民審査も行われます。この人ダメだと思う人の名前の上に×印をつける方式です。
今回は15人の裁判官のうち、11人が審査対象です。
NHKが以下の判決時の各裁判官の判断をまとめています。
見やすいようにと思い、以下の大項目を当てましたが不適切であれば訂正致しますので、ご指摘頂ければ幸いです。
◇男女差別について
◇雇用と賃金格差について
◇LGBTQ+について
◇政治について
◇米軍/安全保障/建設行為について
◇健康に関する問題
◇その他
こちらは略図。(疲れ果てたのでその他とした項目は省略しました)
◇男女差別について
・2021年6月 夫婦別姓に関する合憲/違憲裁判
・2020年7月 GPSでの位置情報を把握する行為はストーカー行為に該当するかの裁判
◇雇用と賃金格差について
・2020年10月 郵便局 非正規社員の賃金格差に関する裁判
・2020年10月 アルバイトへのボーナス支給に関する裁判
・2020年10月 契約社員の退職金不支給
・2018年6月 “定年後の再雇用”正社員との賃金格差に関する裁判
・2018年6月 正社員と非正規社員の賃金格差に関する裁判
◇LGBTQ+について
・2020年3月 結婚後の性別変更に関する裁判
・2019年1月 性同一性障害の人の戸籍上の性別変更と手術の必要性に関する裁判
・2021年3月 同性の事実婚カップルの浮気よる破局時の慰謝料発生に関する裁判
◇政治について
・2020年11月 2019年の参議院における1票の格差に関する裁判
・2020年10月 2019年の参院選で導入された「比例特定枠」に関する裁判
・2018年12月 2017年の衆院選における1票の格差に関する裁判
◇米軍/安全保障/建設行為について
・2021年7月 米軍普天間基地移設に伴う辺野古サンゴ移植に関する裁判
・2020年 沖縄 米軍普天間基地の辺野古への移設に向けた埋め立てに関する裁判
・2019年9月 諫早湾干拓事業と漁業権に関する裁判
・2019年10月 東日本大震災における防災対策の責任に関する裁判
◇健康に関する問題
・2021年5月 建設アスベスト集団訴訟
・2021年4月 集団予防接種でのB型肝炎“再発”の給付金減額に関する裁判
・2020年2月 “被爆による病気で経過観察”と診断された患者を原爆症と認めるか否かの裁判
◇その他
・2021年7月 2019年の「表現の不自由展」における施設利用是非に関する裁判
・2019年3月 看護助手による患者死亡に関する裁判
・2021年3月 指定暴力団による特殊詐欺における暴力団トップの責任に関する裁判
・2020年9月 医師免許なしでタトゥーを入れる行為に関する裁判
・2019年6月 “大崎事件”における再審要求
・2020年12月 “袴田事件”における再審要求
・2018年10月 “松橋事件”における再審要求
・2020年6月 ふるさと納税の豪華な返礼品に関する裁判
・2021年2月 「孔子廟」と政教分離に関する裁判
・国際結婚破たんによる国外へ子供の“返還命令拒否”に関する裁判