ボケの効用
ボケの効用
死ぬのが怖くなくなる。
お金の心配、先の心配をしなくなる。
生きていることに引け目がなくなる。
ボケの特効薬は悪魔の薬か?
生没年
本の中やテレビのテロップで、あるいはネット上の記事で歴史上の人物について次のような記述を見かける。たとえば、
持統天皇 (645~703年)
ガリレオ (1564~1642年)
宮沢賢治 (1896~1933年)
括弧内はその人物の生没年である。さて、このような記述を見て、あなたは何を考えるだろうか? この数字を見て、あなたは何をするだろうか?
かく言う私は、なにはともあれ引き算するのである。そして、けっこう長生きしたんだなぁとか、うーんそんなもんかとか、そんなことを考える。そして、自分の今の年と比べる。条件反射みたいなものである。
もし人間が不老不死になったら
もし人間が不老不死になったら、
地上に人間があふれて、足の踏み場もないことになる。もしあの世があったら、
あの世に人があふれて、どこにも行き場がないことになる。もし自分だけが不老不死になって、他の人は死ぬとすれば、
完全に孤立する。
以上から、やっぱり死んで消えて無くなるのがいいな、
・・・という結論に達した。
◇ ◇ ◇
〜 齢、それは致死率100%の病 〜
▷ 「なごり雪」はなぜ切ないのか
▷ もし自分が生まれてこなかったなら…
▷ 一人称の死、二人称の死、三人称の死
▷ ボケの効用