2つの時計
2つの時計があります。「どちらかをあなたにあげる」と言われたら、あなたはどちらを選びますか?
A:毎日2回、時刻がぴったり合う時計
B:1年たっても2年たっても、一度も時刻が合わない時計
※ そんなに特殊な時計ではなくて、どちらもどこにでもありそうな時計です。
ここで、我が家のエピソードを語りましょう。
もうお分かりかもしれませんが、一応説明しましょう。
時計A:毎日2回、時刻がぴったり合う時計
→壊れているか電池切れかで、止まっている時計。確実に毎日2回、ぴったり合います。
※ 実際、あの場面で娘の時計は電池切れしていました。時計B:1年たっても2年たっても、一度も時刻が合わない時計
→ちょっと進んでいたり、ちょっと遅れていたりしながら、まぁしっかり動いている時計。
※ 職業柄、私の時計の針はいつも1分ほど進んでいます。
ベルとともに動くには、それくらいがちょうど良いんですね。
ですから、私の時計は時刻がぴったり合うことはまずありません。
さて、あなたはどちらの時計を選びますか?
それはそうと、このネタ、実は「不思議の国のアリス」の作者ルイス・キャロル(1832~1898) が残したメモの中にあったものです。ちくま学芸文庫から出ている「不思議の国の論理学」という名前の本の中に入っています。