モンスター・ペアレントの言い分には一理ある
モンスター・ペアレントという言葉がある。ある時、よその学校の先生たちとおしゃべりしていて、そんな話になった。そこで僕は持論を展開。
大事なポイントは「相手(モンスター・ペアレント)が言ってることは(ある面では)正しい」ということ。こちらはその点を踏まえて、そしてその通りに相手に伝えればいい。そこから話を始めよう。
よその学校の先生はこう言った。「でもそれじゃ相手(モンスター・ペアレント)は納得してくれないでしょ」。そこで、僕が付け加えた。
かの先生はさらに言う。「そんな言い方をしたら、相手はきっと逆上しますよ。とことん食い下がってきますよ」。
親にだって自分の考えを表明する権利がある。むしろそれは望ましいことだ。それを封じよう、相手を黙らせようとするのは大間違い。そんなことをしたら、それこそ一方的にこちらが悪いことになる。
むしろ学校という場所は、異なる意見を交換するのにふさわしい場所、それはむしろ望ましいこと、そんなふうに私は捉えたい。生徒にも親にも、思うことは口にしてほしい。学校はそういう場でありたいと思う。
でも、最終的に決めるのは、こちら。親の意見を取り入れるか否かを含めて、学校の中でのやり方を決めるのは教員だ。それがお互いの役割分担というものだ。
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