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人間らしさって何だろう?(哲学対話)

参加者5名 6/26(水)15:30〜16:35

 年度が変わって、新しいメンバーと、今日(2024.6.26)から本格的に哲学対話が始まる。初回のテーマは「人間らしさって何だろう?」。1週間前(2024.6.19)に決めたものだ。
 まず初めに、前回 この案を提出した人に、そのワケ(考え・問題意識・背景など)を語ってもらった。続いてその案に賛同した人に、そして他の人にも、その問いに対する想いを話してもらった。こうして問題意識を共有することから対話が始まる。

  • AIには無い「人間のオリジナリティー(あるいは強み)」は何なのか?

  • 「AIに人間らしさ」を感じる面もある。(賢さ、もしくはダメさ加減)

  • 時代が変われば「人間らしさも変わる」のか?

 続いて「人間らしさ」を感じるものや、反対に「人間らしくない」と感じるものなど、「人間らしさ」にまつわるいろんな場面・言い方・感じ方をたくさん出してみる。
 そこで出てきたたくさんのものから、次の段階でキーワードを探す。選んだキーワードは「あいまいさ・個性・感情・時代・欲望・失敗・直観」など。
 そう言えば、前回テーマを考えた際にAI絡みのものがいくつか出て、その中の1つとして「人間らしさ」が出てきたという側面もあったわけだ。そこで、その辺に自分たちの問題意識があったはずだと考えて、さらに頑張ってAI絡みの「人間らしさ」を出してみた。

 そして少しずつ言語化を試みる。

  • 「人間らしさ」とは「こうあってほしい」という人間の願望をもとに、人間が作り出したもの。

  • これまで「人間らしい」と感じていたもののうち、一部はすでに機械化され、もしくは機械化されつつある。(声のトーンなど)

  • 人が「人間らしい」と感じる部分を、今後さらに(その業界の)人は機械化して取り込もうとするだろう。(肌触りみたいなもの)

  • AI時代に、人間が「人間らしさ」を感じるものって何だろう? その時点で人間に残されるものは何か?

 こうして、次の文章にまとめてみた。

人間が求めているもののうち、機械にとって代わられていない部分に人は「人間らしさ」を感じているが、今はその部分がどんどんAIに侵食されている。今後は、人が感じる「人間らしさ」とは「頭の中にあるぼんやりした(もしくは直観みたいな)もの」になっていくのではないだろうか。

 とりあえず、いったん、完。

※ 〈本質観取〉でやった他の事例はこちら(↓)をどうぞ。
   ▶︎ 依存とは?
   ▶︎ 学びとは?
   ▶︎ 限りある人生、何をする?

◇      ◇      ◇

   〜 新しい仲間と哲学対話、開始!
    ▷ 人間らしさって何だろう?
    ▷ 限りある人生の中で何をするか?
    ▷ 教育実習生とAIを語る会


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