ChatGPT で作る Python コード
ChatGPT に Python のコードを書いてもらって、Google Colaboratory にコピペして Python で実行してみた。
ChatGPT に話しかけたときのフレーズは、次の通り。
上のフレーズのうち、大事なのは「私はプログラミングの初心者です」の部分。これを書かないと、プロ仕様の高度かつ複雑なコードを書いてきそうで、そんなもの出されても私が読めないし、授業で高校生にやらせるわけにもいかない。基本的な文法の範囲で、読みやすいコードを書いてもらうためには、最初からそのフレーズを書いちゃうのがミソです。
あわせて、そこで出てきた Python の文法についても適宜 ChatGPT に教えてもらった。その部分も「初心者向けの説明」をしてくれて、とても助かる。
なお、私は ChatGPT 3.5(無料版)と ChatGPT 4(有料版)の両方でやってみたが、精度はあまり変わらないという印象だ。とりあえず3例、ご覧ください。
素数判定から素因数分解へ
▷ GhatGPT で Python コードを書いて(→ 素因数分解 Python コード )
▷ Google Colaboratory で実行した (→ 素数判定から素因数分解へ )
100以下のピタゴラス数を表示
▷ GhatGPT で Python コードを書いて(→ ピタゴラス数 Python コード )
▷ Google Colaboratory で実行した (→ ピタゴラス数を表示する )
Turtle とお絵描きたぁいむ
▷ GhatGPT で Python コードを書いて (→ ※ 省略)
▷ Google Colaboratory で実行した (→ Turtle Graphic でお絵描き )
※ 実は、Turtle モジュールをインストールするのに手こずった。
いずれも私が夏休み中の講習で扱っている題材だ。これまでのやり方は「初めに Python の文法を説明して、その範囲で書けるコードを書く。説明した文法の範囲が広がれば、それに応じてより複雑なコードを書く」、そんな風にこれまでは進めてきた。
けれども、今年からはここでやったように「ChatGPT にコードを書いてもらって、それを読む」ことから始めようかと思っている。むしろその方が効果的・効率的かもしれないな、と。
上の例を見て分かるように、ChatGPT と Google Colaboratory のおかげで、プログラミング(特に Pyhton)の敷居が大いに低くなった。
ところで、それは「プログラミングを学ぶ意味が無くなった」ことを意味しない。むしろ逆で、学び易くなったのだから、ますます「プログラミングを学ぶべき」だと私は思うのだ。
これまでは一歩ずつゆっくりじっくり学ぶしかなかったものが、これからは「ちょっと学べば、あっという間に大きく広がる」ことになりそうなのだ。この環境で、プログラミングを学ばない手は無い。
AI時代だからこそ、AIを学ぼう。2024年はAI元年。AI時代に入った今、AIを使ってAIを学べる環境が整った。今このタイミングでゼロから始めるのがちょうど良い。
さらに、私自身の勉強のために、これまで手を出してこなかった分野に手を伸ばしてみたい。
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〜 AIは機械語だって操るさ 〜
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▷ 寿命の平均値と中央値と最頻値(ChatGPT版)