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パワハラを乗り越えて | 人間中心マネジメントの目覚め

もともと私は恐怖に従わせるマネジメントをしていた。そのこと自体に疑問も持ってなかった。しかしプロダクトのサービス終了をきっかけに、それまで自分のやってきた仕事を虚しく感じるようになった。後に残るものが何も無いことに気づいたからだ。人が離れ、担当したサービスもなくなり、私の評価は下がった。

その後配属されたプロジェクトで私は執拗なパワハラを受けた。これまでパワハラする側だったのが、される側になったわけだ。ここで初めてパワハラを受ける側の気持ちを知った、思い知ったと言ってもいい。心身ともに壮絶なダメージを受けた私は鬱病となり、しばらく社会復帰できなかった。人を虐げてきた報いだな、と率直に思った。

鬱病の治療中にぼんやりと今後の生き方を考えた。これまでパワハラをしてきた人へ罪滅ぼしがしたいという気持ちと、自分がパワハラを受けたときのつらさを他人に味合わせたくない気持ちから、ピープルマネジメントを大事に生きようと思った。仕事の効率を優先して人間性を犠牲にするような虚しい生き方をやめようと思った。

その後私はマネジメントの本を読み、1on1の勉強会をきっかけにカウンセリングを学び、対人支援を行うようになった。

これからも人間中心の生き方をしていきたい。

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