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痛みを知って優しさを育む

私は、ケガや病気が多い人生を送っている。

今回もぎっくり腰一歩手前と言われたが、実のところこれはもうぎっくり腰なのではないかと思うほどの激痛と闘いながら記事を書いている。
(それはぎっくり腰です、と言われないとどのような痛みがぎっくり腰に該当するのか分からぬ。)


こうして身体が弱ると気分が滅入って落ち込む時もあるのだが、経験することによって同じように困っている人の痛みを知ることはできているのではないか…と思っている。

ケガや病気について無知なのと、少しでも事情を知っていたり経験していたりするのとでは他人に寄り添える距離感が違う。

これは、自分が弱っている時にたくさんの人が支えて寄り添ってくれたから得られた気づきである。

痛みの程度は人それぞれでも「自分も経験あるから、その辛さわかるよ」と、ひとこと言ってもらえるだけでも救われる気持ちは確かにある。

例え経験したことはなくても、「大丈夫?」と気にかけて声をかけてもらえると孤独から解放される。

だから、今は一旦現実を受け入れてしっかり療養し、元気になったら今度は困っている人のサポートをする側の人間になりたい。

躊躇うことなくスッと手を差し伸べることができる人間になりたい。

きっと自分ならなれる、と信じたい。

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