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スマホ太郎が大好き
信仰告白みたいなものだろうが正直スマホ太郎が大好きだ。アニメ化する前の、確か2015年頃から読んでいた。いまだに2、3年に一回くらいの頻度で読み返す。
スマホ太郎のいいところは、一応いくつかある。文体が平易なわりに構成が意外とちゃんとしている、ストレスフリーなのに意外と物語に起伏があるので長い割にあまり退屈しない、基本的に主人公の一人称視点で進むので、主人公の論理に疑いを持つことがない、ここら辺だろうか。加えて、何よりも減点要素が少ない。主人公の行動原理がオタクの妄想するヤクザという感じでどうしようもないのでたまに苛立ってしまうことはあるが、そのくらいだ。あとは、連載初期当時ネットに蔓延していたネトウヨ的心性のせいなのか、作中世界の中国にあたる国が主人公に半ば滅ぼされたり、荷電粒子砲で消滅させられたりしているのはご愛敬だ。ちなみに「まるで将棋だな」はアニメ版限定のセリフで小説版にはない。
さいきん読み返したときに知ったが、スマホ太郎は中国で死ぬほど人気らしい。違和感を覚えたが、『猿の惑星』が日本で大人気なのと似ている。筆者は『猿の惑星』もスマホ太郎も大好きだ。