歯列矯正④ マウスピースとの真剣交際
これからマウスピース治療をしようか検討をしている方の
お役に立てれば幸い、と始めた本シリーズ。
今回は、マウスピースとの付き合い方をご紹介する。
マウスピース装備でポンコツ化した私
長い長〜い付き合いになるマウスピースだが
最初の1〜2枚目は、孫悟空の頭を締め付ける
輪っかのような(あくまで例え)圧?鈍痛が発生。
3枚目に入る頃には慣れて、痛みはなくなったが
装着時、聞かされていた喋りづらさに気づく。
人より舌が短く、滑舌が悪いのがさらに悪くなった。
唾液の処理から発音まで
絶妙な口内環境とバランスによって、
食べる、話す、呼吸をする、唾を飲み込む、
といった各機能が保たれていることを実感した。
装着時のデメリット
当たり前だがマウスピースによっては
前歯を押されているような圧力、奥歯の歯痒さ、
噛み合わせの違和感など、動かす場所によって
症状や感じるものは都度異なる。
それでも疑わずに習慣を怠らなかったことが
順調な経過にある現在に繋がっているのだと思う。
大切な通院と信頼関係
ただ、自分の通院する歯医者は
「何かあれば相談、ご来院ください」
と都度対応をしてもらえるので、
そういう側面でもあまり不安がない。
だからこそではないが
「最初に検査してマウスピースが届いたら、あとは通院不要!」
をウリにしている宣伝をみると、私は逆に怖くなる。
新たな修行のはじまり
そして、先日40枚目のマウスピースを手前に
「ゴム掛け」なるものが始まった。
下両奥歯の歯に金属のボタンを取り付けられた。
専用の輪ゴムを、上両八重歯のマウスピースの
切り込みから
奥歯のボタンに引っ掛けて、歯を更に動かす。
一瞬、顎の筋トレ!?かと思う治療が始まった。
お口のエチケットと格闘
しゃべりにくさは更に増す。
口臭にも気をつけたいところ。
あくびはしにくいが、大あくびは強制的に避けられる。
と言う具合に、このボタンやアタッチメントで
口内には地味な摩擦による傷もできる。
と言う具合に、たかがマウスピースとは言い難い
忍耐力のいる、末長い交際力が求められるのだ。