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元保育士が、おすすめする絵本作家 * 長新太

最後におすすめするのは、長新太 さん

王道中の王道だけど、大好き!!
『キャベツくん』シリーズや『ごろごろにゃーん』など主に「ナンセンス絵本」と呼ばれる、現実ではあり得ない設定のお話を描いている人です。

おすすめは、『ブタヤマさんたらブタヤマさん』

ブタヤマさんは名前の通り、人のように生活しているブタ。『キャベツくん』シリーズに出てくるブタヤマさんが、メインのお話です。

ブタヤマさんは、持っている。

ちょうちょに夢中なブタヤマさんの背後からせまるヤバいやつら。
おばけやへび、気持ち悪いほど大きなイカ。
ブタヤマさんは、一切気が付かない。
「危ない!!」と気付いた周りの人が、「ブタヤマさんたらブタヤマさん」と声をかけるのだけど、ブタヤマさんが振り返ると、ヤバいやつらは、いなくなっている。

ブタヤマさんの鈍感力。見習いたい。

でもブタヤマさんは計算していないから、色々な物をかわせているんだろうな。

* おわりに *
絵本は基本、子どものための物だと思っている。
子どものために、子どもが分かる言葉、設定で描かれている。
だけど絵本は、子どもと大人をつなぐ大切なツール。
子どもには子どもの気付き、大人には大人の気付きがある。
それは、決して押し付けるものではない。
たまに絵本を読んだ後、感想を聞く人がいる。
そういうのは、いらないよ。
例えば、戦争、災害に関する絵本など、どうしても伝えたいことがある時は、別。
でも、そうでない時は聞かなくていい。
捉え方は、みんな違っていいのだから。

もし、子どもから「楽しかったね。」など、感想を伝えてきたら、「そうだね。」と受け止めればいい。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます😊 少しでも「いいなぁ」と思ってもらえたら、うれしいです🍀🐝