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におい、ニオイ、臭い
アウトプット編第2回目
アロマテラピーを語る上で、外せない嗅覚の話。
アロマ=芳香(かぐわしい香り=かんばしい香り=とても良い香り)
芳香という言葉には、良い香りという意味があります。
香りという言葉は良いにおいという意味を持つので、
アロマ=とても良いにおい
となるのです。
(でも、人によって、心地良いと感じるにおいは違うので、注意)
ちなみに、においは漢字で匂いと書きます。
私は、ちょっとした意図のもと、においとか、ニオイとか書いて
います。
なので、香りを学ぶ上ではにおい物質が、どのように認識されていくか、
身体や心は、どんなふうに香りを受け入れていくのかを知ることが
大事と思っています。
私は、その覚悟がなくて今までは香りを楽しむだけでいいと思っていた
のです。
そして、どんどん、
「我流」
となっていきました。
気ままで良いのですが、いつも似たような精油を使うので、ブレンドの
幅が広がらなくなり、せっかく学んだ精油のことも忘れていくという
残念ループに入っていきます。。(経験談)
でも、香りはアロマテラピーに限らずに、コーヒーのにおいとか、
カレーのにおいとか、生活のいろいろな場面にあるものなので、知って
いて損はしないと思います。
さてさて、本題に入ります。
においはどう認識されるのか?
何となく、「鼻から入って脳へいくでしょ?」ですよね。
でも、もうちょっと詳しく言うと
鼻腔(鼻)に吸い込まれたにおい成分は、
嗅上皮の粘膜→嗅細胞から伸びた嗅繊毛でキャッチ→嗅細胞で電気信号に変換
→嗅神経→嗅球→嗅索→大脳皮質
というルートをたどります。
でも、嗅球が脳の視床下部というところに近いため、
視床下部に直接伝わるのです。
(視床下部は恒常性を保つために自律神経や内分泌の総司令塔で、
新陳代謝、体温、水分調節、消化、呼吸、性機能など、総合的に
調整する働きを持つ凄腕社長!)
※恒常性・・・自分の体のメカニズムを一定にする働きのこと
更に、視床下部は快、不快を司る扁桃体や記憶を司る海馬とも近いため、
においに対していち早く感知します。
アロマテラピーはこの、香りに対する脳機能を使って、心地良い香りを嗅いで
憂鬱な気持ちや未病と言われる不調を少しでも底上げする手伝いをしてくれる
のです。
こうみていくと、シェディングで
「クサイ!と感じる」時点で、嗅索、大脳皮質へいく前に、扁桃体から直接、
クサイ(不快)と指令がいくわけですね。
何なら、逃げろ!とか。
すごいじゃないですか!
ヤバいニオイ!と思った時点で、身を守るための反射的な行動を脳が命令して
いるのだと納得した次第。
何度か、シェディングで感じるニオイに対しての免疫ができて、何ともなくなる
かなぁ・・・なんて思いましたが、度重なる追加接種のせいか、具合が悪くなる
ばかり。
やっぱり、逃げることができるなら、逃げた方がいい。
せっかく脳が早回りして教えてくれているのならね!
におい物質も香料と言われるものが500〜800種類あるわけで、何かが
悪さをしているわけで。。。
わずか100年ちょっとで、合成香料が幅を利かせていますから、ヤバい系のニオイ
もかなりあるし、人によって不快と反応するニオイは違ってくるのも納得します。
アロマテラピーで使われる植物たちは、紀元前から使われた植物たちで、
それぞれいろいろな物語を持っています。
この、精油の物語に心を馳せつつ、現実逃避している自分。
・・・・・・ですが、外に出たり、屋内にいると強烈なニオイを感じてしまう
と、ハッと現実の厳しさにガクッとするのでした。。。
でも、シェディングという概念に
?
という人たちが多くても、明らかに、世の中のにおいが変だ!とか、柔軟剤臭
がすごい!とかと感じる人々も多くなっているようです。
先日、とある銀行へ行ったら、壁に香害ポスターが貼ってありました。
企業も一応、ニオイで体調を崩すということは知りつつあるのでしょうね。
香害対策に取り組んでいる自治体なんていうものがありました。
そして、この香害図書館のページの右側にX(旧ツイッター)の投稿があるのですが
9月14日の投稿に
2024年7月に芳香ビーズを貨物室に搭載した」BAのジャンボジェットの乗員が
「洗濯用品の臭い」でめまい、頭痛、吐き気を訴え、緊急着陸をしました。
8月にはデルタのパイロットを含む乗員乗客が客室の「臭い」で体調不良になり、
ボストンに引き返して病院で受診しました。
とあります。
今年の話ですよ!!
においに関しては、そろそろ健康面でもしっかり考えないといけない時期に
来ていると思っていますし、防護もしないといけませんね。