朝凪

ちゃんちゃらおかしい

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最近の記事

思いのまま寿司(ダイナミック)

特に関係はございませんが、先日旅行先のドンキで見つけたお寿司の商品名が好きすぎたので題名にしました。 直近の日記です。つらつらと。 今週は日曜と火曜が休みだった。土日祝日休みと聞いて入った現職だが、蓋を開けてみれば土曜がシフト出勤である。話が違う。6勤1休とか溜まったもんじゃない。不定休でお仕事している方は本当にすごい。いつも皆様お疲れ様です、と頭の下がる思いと、連休取らせろこんにゃろフランスへ飛ぶぞ、と臍で茶を沸かす思いが混濁している。いつも。 とはいえ、平日休みも案

    • 昨日は会社に行くまでで一回も信号に引っかからず、会社近くのいつもパンパンな駐輪場に1発で自転車を停めることができて、さらには自販機で当たりが出ました ハピ 小さな幸せが大きな喜び

      • 夢を托卵する

        ここ最近は、人生の転機(主に仕事の面で)に立つ人間とよく出会ったように思う。 ある彼は、画家だった。日常を切り出した、シンプルで静かだが温かく芯のある、そんな素敵な絵を描く、柔らかな気さくさを持った丁寧な青年だった。ただ彼は、「もう絵だけでは食べていけないから、サラリーマンになる」と言った。 またある彼は、楽曲制作に携わっていた。彼の音楽はついぞ聴かなかったが、「恋人と住むことにしたから、音楽はもう辞める。スーツを着る仕事に戻るよ」と言った。 またある彼女は、アニメ制作

        • ちょっと思い出しただけ/記憶と細石

          3年前に別れた恋人から夜中3時に電話があった。 別れた直後も、何度も酔った勢いで電話をしてくる男であった。 最初の1〜2回程度は電話にも対応していたが、その後は幾度と来る着信を3年弱の間無視し続けていた。別れた私に、さらには無視し続ける私に懲りもせず電話をかけてくる相手に呆れとともに少しの恐怖も抱いていたが、無視を貫いていると自然と向こうからの着信も減り、昨年も年に1回かかってきていただけだった。(それでも十分怖いけど) そんな男から、つい先日の着信。何の気なしにLINE

        思いのまま寿司(ダイナミック)

        • 昨日は会社に行くまでで一回も信号に引っかからず、会社近くのいつもパンパンな駐輪場に1発で自転車を停めることができて、さらには自販機で当たりが出ました ハピ 小さな幸せが大きな喜び

        • 夢を托卵する

        • ちょっと思い出しただけ/記憶と細石

          今更ながら、ふぃるまーくす、とやらを入れてみた…今日みた映画は意図せず2本ともクリープハイプが絡んでいた…皆さんの好きな映画とか観たいので良かったら教えてください… https://filmarks.com/users/omochi0830

          今更ながら、ふぃるまーくす、とやらを入れてみた…今日みた映画は意図せず2本ともクリープハイプが絡んでいた…皆さんの好きな映画とか観たいので良かったら教えてください… https://filmarks.com/users/omochi0830

          カルチャーのファッション性について

          幼い時から生活の端に、あるいは中心にSNSが存在している世代が今、10代、20代と世の中の主成分たる年代になっている。 それと同時にやはりカルチャーのファッション性は高まっているように思う。 読んだ文庫本を左手で持って広角レンズで写真を撮る。それをTwitterに上げる。音楽のプレイリストをスクリーンショットし、それをマッチングアプリのアイコンにする。仲良くなり始めた友達とお互いの今まで見た映画の半券を並べて見せ合う。 ファッション性が高いと言うのは、けしてカルチャーが

          カルチャーのファッション性について

          6月の短歌

          買わないコンビニのアイス見て君は 「バナナの旬って6月だっけ」 日々なんて 延命措置でしかないよ だから重ねて 会えない約束 好きと得意が一緒にいたらいいのにな おまけにあなたもそばにいないし はじめてのパーマ得意げに揺らして 今年の夏を思い出そうとする 「日当たりがいい部屋だね」とお人好し 乾いたシャツに閉じないカーテン ボケナスが! 全部壊してやる 宅配ピザとハイボール1人の昼 言い訳の忙しさとほんとの気持ち 日に焼けた背表紙が見ている

          6月の短歌

          これがないとしんでしまう、と思っていたものがなくても存外生きていける瞬間が悲しい 生きているのかしんでいるのか

          これがないとしんでしまう、と思っていたものがなくても存外生きていける瞬間が悲しい 生きているのかしんでいるのか

          ツイてる、ツイてない

          新卒就活時、面接官から「自分のことを運がいい方だと思いますか?」と聞かれたことがある。 どう答えりゃいいんだと一瞬迷ったが、口が上手い(口しか上手くない)(口から出まかせ)私は即答で、「運がいいと思います」と答え、当時の運についての考え方やエピソードを話した。 何を話したんだったかよく覚えていないが、当時面接後に振り返っても「やっぱ私は運良いよな〜」と思った記憶がある。 今になって改めて、運、というものについて考えてみたが、運が良いか悪いかなんて捉え方によって変わるもの

          ツイてる、ツイてない

          私にはWebライターの才がない

          Webライターになるには、という検索を何度かしたことがある。 言葉を使った仕事がしたい、言葉で生活したい、という厚かましい願望は常に心のどこかにあって、普段は自身の才能のなさに打ちひしがれたくないという恐怖と今の仕事から動くのが億劫だという惰性によって蓋をされている。 ただ、たとえば春の夜の匂いがした時、仕事の帰り道に見つけた猫がだいぶ近くを通っても逃げなかった時、初夏にその年で初の冷やし中華を食べた時、そんな時にふと、自分の願望がひょっこりと顔を出して検索窓に指を走らせ

          私にはWebライターの才がない

          いわしの梅煮

          先週の月曜、朝。今までで1番出勤したくない朝を迎えて、ひゅう、と喉の奥が冷える感覚がした。 何があったわけでもない、強いて言えば大学時代の友達に週末に会っていたくらいだ。 その週末は、久々に千葉に出向いた。 千葉には恋人が住んでいるので、月に1回程度、千葉に出向いて、大学時代より見慣れた愛おしい街並みと、恋人と付き合い始めてからよく行くようになったコーヒー屋とサンドウィッチ屋と、季節ごとに変わる街ゆく人の服装と、そんな景色を享受しては、選ばずして配属を命じられた愛知県に

          いわしの梅煮

          Googleの検索欄に吐き出すことしか

          自意識が強すぎて、TwitterだとかInstagramだとかLINEとか、「自分と他人」が明確に存在しているSNS上で愚痴を吐くことができない。(noteはほぼ日記なのでモーマンタイ) SNS上で弱音や愚痴を吐くと、良くも悪くも「そういう思いを持っている人」というレッテルが自分に付いてしまう。 平生の生身の自分を知っている人、いわゆるリアルで繋がりがある人と連携しているSNSは言語道断だ。SNS上でその仄暗さを明かして仕舞えば、いくら現実で明るく振る舞っていようと、「ガ

          Googleの検索欄に吐き出すことしか

          唯一の救いが

          フジ子・ヘミングのピアノを聴いて無性に涙が止まらなくて、それはそれは止まらなくて、理由の模索に時間がかかってしまった 私が意味もなく泣く時、それは過去と現在を嘆く時であって未来に視点が向いている時ではない なぜ涙が出るのかつまるところの結論は出なかったが、私の拠り所である私がどこかへ行ってしまうことへの、その後ろ髪を引くための涙だったように思う かつての自分でもなく、孤独に咽び泣いていた自分でもなく、それに共感できず泣くことを忘れてしまった今の自分を、呼び止めるように縋

          唯一の救いが

          それなりに

          期待していないが故に、それなりに生きていく元気があるなあと思う。 喫煙所に向かうエレベーターの中で、会社の先輩から軽く相談を受けた。 「仕事、たのしい?」 自分にとって今の仕事は、総合的に見ると楽しくはないので、 「んまあ、別に…可もなく不可もなくですね」 と正直に答えた。 人懐っこい笑顔の先輩は、そうかそうか、と言いながら、 「俺最近楽しくないんだよね」 と悩んでいるようだった。 心配だった。何か救いになるフックがないかと、さりげない風を装いながらいろんな

          それなりに

          2025年に世界が終わるとして

          新潟に帰省をした年始、母方の伯母が「ユニクロの初売りに行きたい」と言うので、それに便乗して私も茶色い軽自動車の助手席のドアを開けた。 伯母は波乱万丈な人生を送ってきたようで、片道1時間弱の車の中で、今までに聞いたことがある話も、聞いたことがない話も、いろいろな話をしてくれた。 両親と諍いをしながら、我が身一つで東京に出てきた話。日中は保険の営業をしながら、夜は横浜のスナックでバイトをしていた話。泥臭く営業成績を積み上げ、晩年(晩年なんて言い方をすると怒られるだろうか)には

          2025年に世界が終わるとして

          師走短歌

          ささくれた指で抱える液晶の 向こう見ずな恋 無条件の愛 滲んだ星でようやくきづく ひどく進んだ乱視と師走 大丈夫です大丈夫ではないです 丈夫な私 上手な話 チキンだのローストビーフだのと議論 信じてやまない赤い日を待つ 空き缶を洗って干すのが君の好きなところ 隣にいないのが君の 生ぬるい歌ばかり歌ってるんじゃねえ 聞こえない錆びた弦のハレルヤ 空っぽの四角い箱に燻って残るライターと昨夜の話

          師走短歌