見出し画像

【映画】ラッシュアワー2

2025年、4本目はこちら。
先にtedの感想を書いてしまったけれど、見たのはこちらの方が先。

今作も2人の掛け合いが絶妙でテンポが良い!

最後は絶対大丈夫!と保障があるアクションって、娯楽として最高だ。
暴れん坊将軍や水戸黄門に通づるものがある。

※以下、ネタバレたくさんあります。


前作の最後に休暇を取り、相棒のリーと共に香港へと赴くカーター。
ロスで大きな一仕事を終え、バカンスで浮かれ気分のはずがアメリカ領事館の爆破事件を皮切りにまたも事件に巻き込まれていく…

女マフィアに殴られ蹴られ
高速道路のど真ん中にすっぽんぽんで放り出され
口に爆弾を詰め込まれた挙句、ラップでぐるぐる巻きにされ…

今回も二人の受難体質は相変わらず健在だ。

さて、カーターは今作も相変わらずうるさい。笑
24時間営業で喋り続けているから「コンビニ」呼ばわりされてて笑える。
今作ではマイケル・ジャクソンの歌を披露したり、ステージ度胸があるところも披露している。
(なお、私はこの歌がマイケルの歌だとは知らず、夫が教えてくれた。
夫は「久々にマイケル聞きたいかも」といってAmazonでCDを即購入していた。)
その度胸が今回も相棒の窮地を幾度となく救うので、度胸ってあるに越したことはないというか「武器」になる。

今作もカンフーアクションはたっぷり盛り込まれている。
CG無し、純度100%のアクションは見ていてワクワクする。

個人的に、ブルース・リーよりもジャッキー・チェンの方が親しみやすい。
きっと俳優のイメージもあるのだろうけれど、アクションの違いも親しみやすさの一因なのでは。と考えている。

その場にあるものを最大限使ってサバイブするのがジャッキーチェン
己の肉体で死地を乗りきるのがブルースリー

生きることへの執念を見せるアクションをするのはジャッキーなのかな。と。
その場にある椅子や壺や、カーテンなど何でも使う。
「もしかしたら、生死をわける場面だったら自分もやれる・・・?」
と妄想できるのがジャッキーのアクションなのかもしれない。

見たのが中学生のときじゃなくて良かった。
絶対カンフーの修行し始めちゃう。

一方ブルース・リーはストイックすぎて真似しようとも思わないというか…
そりゃもちろん、彼もカッコイイ。
一時期キックボクシングを習っていた身としては、左のボディフック→距離をとって顔面ハイキックへのコンビネーションが速すぎて眩しかった。
(確か「燃えよドラゴン」だったと思うのだけれど、いかんせん見たのが5年くらい前のこと。こちらも今年もう一度見返したい。)

その速さを出すまでに、どれほどまでの鍛錬を重ねたのだろう。

どうしてもアクションの派手さよりも、その裏にある修練だったり自分の経験と照らし合わせてしまう。
だから、同じカテゴリの中だとジャッキーのが親しみやすいのかもしれない。


ところで、シークレットサービスはハニトラまで請け負うのか。
カーターはともかく、リーのむっつりスケベが露呈する箇所は見ていてニヤニヤしてしまった。

女マフィアVSシークレットサービスの女同士のアクションも良い。
ハイヒール対ハイヒールのアクションが個人的にツボ。
ちょっとエロスすら感じさせるシーンだった。

衣装も白と黒で対比させていたところが実に上手く、個人的に今作で印象深かったシーンNo.1かもしれない。

終盤、自分が鼻炎で鼻詰まっているのもあって、
口に小型爆弾を詰め込まれ、テープで拘束&猿轡されているリー
を見て気が気じゃなかった。酸素吸えてた?

ところで。
悪役ボスのリッキー・タン。
船の上から撃たれて落ちて死んだかと思いきや、終盤になってしれっと復活している。
説明が何もなくて完全に置いてけぼりの、私。

死んだといえば、船の通路でリーとカーターの2人が再開したときの
「死んだろ!?」
「誰が??」
「君だぁ!!」

の掛け合いは勢いもあってとても面白かった。
サンドウィッチマンのコントに通ずるものがある。

最後の爆発2回(口から出た小型爆弾&最後のヤケクソ爆弾)と、リッキーvsリー+カーターのアクションが実に良かった。
バディ物の良いところを凝縮して爆発させたと言っても良い。

爆発四散するビルの中から上着をケーブルに引っ掛けて滑って脱出したアクションと、背後の爆発はド派手に決まって見事フィナーレを飾るに相応しい爆発だった。

なんだかんだ別れが辛くて休暇延長入ります〜!というのも、前作からの流れを踏襲していて、見ていて思わず笑みが零れる。

爆発最高!!
カンフー最高!!
アクション楽しい〜!!

前作同様、深いこと考えずにとてもスッキリ楽しめる映画だった。
これぞ娯楽!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集