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【人事評価の未来(第6回)】サッカー選手のKPI:FW編(ワールドカップ日本代表スペシャル)
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日本代表FWの前田大然選手、ついにゴールを決めました!!!。日本代表は涙の敗戦ではあったのですが、前田さんはクロアチア戦でついに結果を残したのでありました。
大阪府太子町の山奥で走りまくって走力を鍛え、山梨学院で問題を起こしつつも感謝と献身の心を覚え、爆発的な走力でJリーグを席巻、一度の海外挑戦も失敗におえるもマリノスで活躍し、またスコットランド・セルティックで愛される前田さん。サッカー日本代表の活躍を踏まえて、人事評価についても考えたいと思います(メジャーリーガーの大谷さんのように)。ただし、これは今後のためのアイデアまとめ、一考察であることをご理解して下さい。KPI研究としては最終的にはJリーグのサッカーコーチに示して意見を乞う予定です。
FWは結果=ゴール
FWと言えば結果。勝利のカギであるゴールをあげる、得点するというのが最大目的になります。一試合においての「ゴール」と言う目的から見ると・・・
・ゴール数
・シュート成功率(ゴール数/シュート数)
が成果・KPIと言ったところです。とはいえ、ゴールは複合的な要因が絡んだ「運」のようなものですからやはりその一段階前もKPIとして押さえておくべきでしょう。
ゴールの前提となるのは、ゴールを発生させるにはシュートを打たないといけません。そしてそれもゴール枠内に。そのため、
・枠内シュート数
・シュート数
も大事です。これが成果と言うかと微妙です。しかし、シュートを打つことを求められているという意味で、活動指標(アウトぷっと)ではなく、成果指標(アウトカム)としてもいいでしょう。そしてゴールへのプロセスはまとめると以下になります。
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ゴールまでの道のりは長いもので、スペースへの走り込みのタイミング、相手との呼吸のマッチング、アイコンタクトなど、細かく言うと要素はあります。
FWはゴールだけではない、アシスト役として
FWとはいえ、チャンスをクリエイトする役割もあります。パスを味方に出すということで言えば
・アシスト数
・キーパス数(決定的なパス)
・起点となり結果的にゴールにつながった数
・効果的な飛び出し数・スルーパスへの抜出し数
・ポスト・楔での成功率
・クロス成功数
と言ったところでしょうか。ゴールに至るまでのプロセス指標と言ったところでしょう。ゴールに行かなくても、ゴールにつながるという意味で重要になります。8
ボール保持のタイミングでのプレーとしては
・自己範囲内トラップ率(ある程度の範囲内に収められた割合)
・ミスパス率
といった正確性、ミスのないプレーが求められるのでそういったところも必要な時もあるかもしれません。
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守りのKPIも見ておく必要がある
とはいえ、前田さんは「守備的FW」「DFW」と言われるくらいの選手です。スプリントは世界最高レベル、短期間のダッシュを繰り返す、驚異的な心肺機能で守備に貢献しています。
・スプリント回数
・デュエル数
・空中戦勝利率
・タックル成功率
・インターセプト数
・シュートブロック数
といったところも守備的な面でのKPIになるかもしれません。以上は仕事の「成果」「実績」「業績」に関するKPIです。
能力評価値はFIFAのサイトから見るとこんな感じです。
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皆さんわかったでしょう。その選手への役割や特徴によってどのKPIを選定すべきかということが。そして、人事評価の奥深さを!
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次回はMF編(トップ下・サイドハーフ)もしくはFWのコンピテンシーについて考えていきたいところです。