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山田玲司のヤングサンデー第204回
山田玲司のヤングサンデー第204回
人の本質は善か悪か?
アーカイブを見たくて最近ファミリーに入りました。ファミリーって文字通り「家族」って意味なのかマフィア的な意味もあるのかいつもちょっと引っかかるけどまぁどっちでもいいか…
上記の回が凄く面白かった。
ルドガー・ブレグマン「希望の歴史」という書籍の解説の回なんだけど…人間ってつまるところ性善?性悪?過去の事件や実際に現場に居た人に話聞いて確かめてみよう!って書籍で、タイトル通りめちゃくちゃ希望が持てる答えが出てるし後ろ盾が実際に体験した人に話を聞いたって事で本当に心強い。
動画一発目で山田玲司さんが「貴方は性善説派?性悪説派?」とヤンサンメンバーに聞いている。
そこでふと考える
現代社会そのものの構造は基本的に性悪説的に作られているなぁと…法律が顕著な例だし、学校教育だって「君らほっといたら何しでかすか分からん」という思考の元作られていると思う。山田玲司さんはそんな思考を序盤にしっかり見抜いていて「権力側からすれば性悪説の方が統治しやすいから」というシンプルな指摘だった。
この答えをきいてもぅ1つ思い出した事が社会学者の宮台真司さんがいってる「法の奴隷、言葉の受動機械」というフレーズだった。
言葉の自動機械とは、自らが主体であると思い込みつつ、抑圧による神経症的不安を背景に、実は社会が主体であるような没主体的ボットとして言葉を発し続ける者であり、フーコーがいう権力に従順な身体のことを指す。
独特な言葉の言い回しで表現方法だなといつも感心してしまう。端的に、でも言葉の選び方によって凄まじい皮肉が効いている。
私達は権力者が統治しやすい性悪説からくる法律の奴隷になっている
コロナもあってこの手の気づきは皆感じてる事だと思うし、統治権力の当てにならなさはこの数年、本当に痛みを伴って実感してきた。
法律だけじゃない。
学校教育、拝金主義、所謂、近代思想の病に縛られている。この事実を実感として言語化できた時に多少、物事を俯瞰して捉えられたし、この晴れないモヤモヤに名前や輪郭が出来た事で簡単に言うと楽になれた。
(話は逸れるけれど、こうゆう感覚ってみんな一度は通る道なのだろうか?ヒッピー文化が生まれたが如く時代が片方に寄れば反動がくるもので人生で一度は体験するものなんだろうか?)
パイセンからの教え
世の中に疑問を感じた時に先輩の意見や考えは本当に頼りになる。リスクを背負ってそれを公に発信してくれている先輩方には感謝だし受け取って繋いでいきたいと心から思います。山田パイセンと宮台パイセン
つまるところ、この2人こ話から私が受け取ったものは
性悪説からくる一部の人間に都合の良いような思想に左右されず自分で考えて生きろよ。実際、窮地を経験してる人は人間捨てたモンじゃねぇって言ってんぞ
って話だった。
言ってみれば、当たり前のような気もするし難しい事は何も言ってない。でも現代社会を生きていると忘れてしまいがちなともすれば、最初から疑問にも思わない大切な事を気づかせてくれた。
宮台パイセンがホリエモンの番組で言っていた言葉をそのまま引用しよう
社会という荒野を仲間と生きろ
お金では人は幸せになれない。愛と友情だろ
愛と友情だろ