【第6章】勤続16年「ユニクロが青春だった」
元スーパースター店長との邂逅
ユニクロで16年間も働いた叩き上げ店長は語る
本書の取材も終盤となって、思ってもみなかった人物からメールが来た。僕と同時に町田店に赴任して、3ヵ月ほどで異動していった店長の木内(43歳)である。本書のもとになったWEB連載の記事を目にして、懐かしさのあまり連絡をしたという。
この連載で、僕は木内のことを良くは書いてこなかった。新入社員だった時代に教え導いてもらった記憶はなく、「悪い人ではないのだけど器が小さくて下ネタ好きな男」という印象しかなかったからだ。
しかし、連載