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童貞シリーズ

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童貞くんはいつもカノジョがいません。 なので、たくさんの女の人を見てはドキドキしてしまいます。 「あれこの人、僕のこと好きなのでは?」 と勘違いします。妄想のしすぎです。 ショー…
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#高校生

おはようの子

 朝、学校にいこうといつもの道を歩く。
 すると背後から声をかけられた。
 
 振り返ると三つ編みのセーラー服の女子生徒。
 クラスメイトだ。

「童貞くん、おはよう」
 僕はビックリした。
 いつも話さない女の子だからだ。
「あ……お、おはよ」
 ニコニコ笑っていた彼女を見て思った。

 この子、僕に惚れているかもしれない!

マジだった子

 女の子に電話番号を聞く……言葉にすれば、簡単なことだが。
 初めての挑戦に、僕は断られるのではないかと、恐怖から桃山さんに声をかけることが出来ずにいた。

 高校生活の最後の日。
 男友達に協力してもらい、卒業式に記念として、桃山さんとみんなで撮影をした。

 それが最後のチャンスだと友達が、助言してくれたのに……。
 桃山さんは女子に人気で、電話番号を聞こうとしても、他の子と撮影ばかりしていた

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一心同体の子

 高校で出会ったクラスメイト……桃山 処女子さん。
 間違いなく、僕と彼女は入学式で、相思相愛の仲になったはずだ。
 しかし、彼女からなんのアプローチもなし。

 むしろ女友達が増えていく彼女とは対照的に、僕はぼっちな高校生活を送っていた。
 来る日も来る日も、桃山さんのお尻を背後から眺めてばかり。
 そんなに腰を振るぐらいなら、僕に誘って欲しいと早めに言って欲しいものだ。

 彼女の背後からビッ

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人口呼吸の子

 僕が18歳になった年のこと。
 親父に勧められて、車の免許を取ることになった。

 何度もミスを起こしては補講を受けていたが、年末ごろには仮免許をゲットして。
 実技試験が終われば、あとの勉強は学校が用意したおまけの授業みたいなものだ。

 何千万円もするコンピューターを使用して、事故を避けるトレーニング。
 RV車の宣伝。それから事故が起きたときに学んでおく、人命救助の講習。

 二人一組で、

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ビビッとさせる子

 あれは、高校の入学式だった。
 息子の晴れ姿を見て喜んだ親父が、頼んでもいないのに。
 近くにいた女性へ声をかける。

「すみません。ちょっと、二人の写真を撮ってくれませんか?」

 と頼んだ相手は、僕と入学式で一緒だった可愛い女子高生……のお母さんだ。

「いいですよ」と快諾すると、僕と親父を校舎の前に立つように勧める。

 正直いい歳した野郎たちが、二人で肩を並べるのは恥ずかしい。
 持って

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