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味噌村 幸太郎
2021年11月1日 15:34
朝、学校にいこうといつもの道を歩く。 すると背後から声をかけられた。 振り返ると三つ編みのセーラー服の女子生徒。 クラスメイトだ。「童貞くん、おはよう」 僕はビックリした。 いつも話さない女の子だからだ。「あ……お、おはよ」 ニコニコ笑っていた彼女を見て思った。 この子、僕に惚れているかもしれない!
2024年1月24日 14:40
女の子に電話番号を聞く……言葉にすれば、簡単なことだが。 初めての挑戦に、僕は断られるのではないかと、恐怖から桃山さんに声をかけることが出来ずにいた。 高校生活の最後の日。 男友達に協力してもらい、卒業式に記念として、桃山さんとみんなで撮影をした。 それが最後のチャンスだと友達が、助言してくれたのに……。 桃山さんは女子に人気で、電話番号を聞こうとしても、他の子と撮影ばかりしていた
2024年1月23日 14:49
高校で出会ったクラスメイト……桃山 処女子さん。 間違いなく、僕と彼女は入学式で、相思相愛の仲になったはずだ。 しかし、彼女からなんのアプローチもなし。 むしろ女友達が増えていく彼女とは対照的に、僕はぼっちな高校生活を送っていた。 来る日も来る日も、桃山さんのお尻を背後から眺めてばかり。 そんなに腰を振るぐらいなら、僕に誘って欲しいと早めに言って欲しいものだ。 彼女の背後からビッ
2024年1月22日 13:25
僕が18歳になった年のこと。 親父に勧められて、車の免許を取ることになった。 何度もミスを起こしては補講を受けていたが、年末ごろには仮免許をゲットして。 実技試験が終われば、あとの勉強は学校が用意したおまけの授業みたいなものだ。 何千万円もするコンピューターを使用して、事故を避けるトレーニング。 RV車の宣伝。それから事故が起きたときに学んでおく、人命救助の講習。 二人一組で、
2024年1月21日 14:47
あれは、高校の入学式だった。 息子の晴れ姿を見て喜んだ親父が、頼んでもいないのに。 近くにいた女性へ声をかける。「すみません。ちょっと、二人の写真を撮ってくれませんか?」 と頼んだ相手は、僕と入学式で一緒だった可愛い女子高生……のお母さんだ。「いいですよ」と快諾すると、僕と親父を校舎の前に立つように勧める。 正直いい歳した野郎たちが、二人で肩を並べるのは恥ずかしい。 持って