「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」著者:宮島未奈
audibleで小説を聞き始めた。
普段は目を酷使しているから、通勤途中やお昼ごはんの目を休めたい時に小説が聞けるのがうれしい。そういえば、自分は朗読を聞くのがめちゃくちゃ好きだったんだ。
「成瀬は天下を取りにいく」は話題になっていたから読んでみたいと思っていた。
高校生までの成瀬というキャラクターを取り巻く生活を、色んな人の視点から書いた本。最終的には、成瀬自身も親友を取り巻く一人の人間として描かれている。
成瀬みたいな、実直で計画性があって、やりたいことがあって、行動力もあり、賢く、他人に惑わされず生きているように見える生き方はかっこいい。
「成瀬は信じた道をいく」は、主に大学生になった成瀬の話。成瀬は変わらず成瀬だけど、行動範囲が広がっていて読んで(聞いて)いて楽しい。
普段生きていると、日常にそんなにドラマチックなことはないと思っているけど、いろんな視点を組み合わせると、意外とこの小説みたいな感じで、いろんなドラマに満ちているのかもしれない。