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【大峰堂の研究職】キャリアのつくり方

こんにちは。入社5年目、Tです。
現在は研究課でマネージャーに近い仕事を任せてもらっています。
さて、このたび、みらくるPJリーダーである後輩から「個人的なキャリアプランを書いて」と頼まれました。
未来の仕事のイメージを膨らませて、言語化するようにとの指令です。
なかなかの難題ですが、中堅社員に差し掛かった今、良いタイミングかなとも思い、筆を取ることにしました。
参考になるのかな?

…ところで皆さん、社会人になって「やりたいこと」は何ですか?

いつ誰に聞かれても同じ答えを言えるような「軸」を持っている人って、実は少ないのではないでしょうか。
研究職として今働いている私ですが、就活のときを思い返すと「知識を人に役立てること」と言っていました。

実は私の子供の頃の夢は発明家や医者でしたが、今思うと職業名に過ぎません。それは、何になりたいかを示すものでした。
そうではなく、どうありたいかを考えた結果、抽象化されて「知識を人に役立てること」に変化したという経緯があります。

現在、仕事を通してこれは「人と知識をつなぐこと」にバージョンアップ(?)しました。
どういうことかというと、研究課として新しいツールや知見をどんどん開拓して、製造や品質管理の現場に落とし込んで、働きやすい環境をつくりたい、ということです。
もっと具体的に言うと、私の仕事では学会や機器メーカーとのやりとりから、新しい分析機器の導入を進めたりします。

研究で最終的に目指すのは漢方エキスの中身をすべて詳らかにすることです。しかし、たとえできたとしても、それが役に立たなければ意味がないですよね。
天然物で扱いが難しい漢方薬で、新製品が出しやすくなったり、生産が省力化されたりすれば、会社や業界全体の発展に貢献します。それには、たくさんの人の力と、たくさんの質の高い情報が結びつくことが必須と思います。

熱が入ってつらつら書いてしまいましたが、この想いこそが私のキャリアプランで、この軸をこれからもブラッシュアップしていくつもりです。
具体的なキャリアプランを読みに来ていただいた方にはご期待に添えるかはわかりませんが、それ以上でも以下でもありません。

会社の中で自分は、漢方薬を題材に分析研究やデータサイエンスを駆使することで、製造現場、品質管理、ひいては漢方薬を手に取るお客様の役に立てると確信しています。これが私なりの"つなぐ役割"の形と考えています。
スキル的にはまだ素人に毛が生えた程度ですが、、これから学び続けるつもりでいます!

少しここで一般化して、Will-Can-Needをご存知でしょうか。
やりたいこと(Will)、できること(Can)そして、やらなければならないこと(NeedまたはMust)で分類するフレームワークです。

Will-Can-Mustのフレームワーク

3つが重なり合うところが、キャリアの理想とされます。
しかし、そんな理想にはなかなか出会えない。特にNeedは少しやっかいで、未来がどうなるかわからないですし、急に180°変わることもあり得ます。
それに対して、WillやCanはわりと自分自身でコントロールできますね。エネルギーと好奇心は必要ですが、WillやCanを広げるということをキャリアの指針にしても十分ではないでしょうか。

WillとCanしかないことは、もしかしたら趣味にするほかないかもしれません。でも、そのうち「必要とされること」と噛み合ったとき、仕事として実行できる可能性も高まるのです。

注力すべきはWillとCanの拡大

このような概念を意識しておくと、自分のコントロール範囲をはっきりさせた上で落ち着いてキャリアを歩めるのではないでしょうか。
だって、未来はわからないですから。

皆さんのWill、Can、Needはどのようなものでしょうか?
自分自身のキャリアの未来を見据えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!


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