見ないでよ、見ないでってば。
「絶対にのぞいては行けません」
恩返しをしたい鶴が言っていたそれとはちょっと違うけど
わたしは見られていると仕事が出来ない。
要領のいい夫の視線が刺さるように痛い。
なんだあの無駄な動きは。
それと、こまめにやっていたらこんなことにはならないはずなのに、とかなんとか。
あの人の頭の中身はそんなところでしょう。
シンプルに「見ないで!!!!!!!!」と思う。
わかってる、自分が全部悪いこと。
わたしがわるーござんした!
だから、こっちを見ないで。
見ないでいてもらったほうががんばれるから。
その後夫が仕事で出かけてからは、びっくりするくらい仕事がはかどった。
今日は少しだけ希望の光が見えた…ような気がする。
音や映像が周りにあると集中出来ない性質のわたしは時に自分で自分がめんどくさくなってしまうほど。
だからそれなりに、自分のやりやすいように工夫が必要なんだ。
それをわかっているのは、そうわたししかいないんだから、不器用人間のやり方に口を出して欲しくはない。
って、実際に口に出されたわけでもないし
何も思ってへんよとか言ってたけど。
目は口ほどに物を言うから。その視線が怖い。
聞こえてくるのは、時計の秒針のみ。
無音で、見ている人もいない、その状態からのやる気スイッチ、わたしのは秘密の場所にあるんだよ。
知ってるのはわたしだけ。
そこを押したら、エンジン全開。
ひとりって最高。
周りにはぬいぐるみを並べて、もふもふしてるみんなに声援を送ってもらう。
この世界が好き。
優しい目で見て。もふもふさせて。
運転もそう、仕事もそう。
バカでもいい、不器用でもいい。
笑いたいやつは笑っとけばいいよ。
自分のやりやすいところに収まったら
終わるまでには時間が人よりかかるけど、
手をつけたならいつかは終わるから。
大丈夫、大丈夫。
クリスマス辺りには、ほっと出来る時間が出来るようにするために
今だけはがんばる。
メリークリスマスのメリーを心から言いたいよ、サンタさん。
もうすぐ帰ってくる夫には、おいなりさんを作っておいた。
おいしいおいなりを、夫の口の中に押し込んでやる🦊
ジューシーおいなり沼におぼれたって助けてあげないんだからね。
優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。