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Photo by
noouchi
生きづらさも楽しめるようになるために、わたしは書く。
周りのSNSがキラキラしていて、目も開かないほどにまぶしい日が続いていたあの頃。
当たり前を失った世界で生きることに漠然と不安を抱いていたわたし。
情報を遮断しようとネットとは少し距離を置くことを決めたのだけど、懲りずに別のSNSに手を出していた。
リアルな友達には内緒で、自由に思ったことを書き綴りたかったわたしが選んだ場所は、想像していたよりもあたたかかった。
加工もしない、とんでもなく映えない写真をあげると、いいねと言ってくれる人がいた。
盛っていない、小さいトラブル続きで最低だと思っていたな話をあげると、最高だよと笑ってくれる人がいた。
文章なのに、そっと背中をさすってくれる手を感じられたり。
映えないことが、逆に映えたり。
最低なことも、最高になる世界なんて今までに考えたこともなかった。
今までわたしの足元はいつだって不安定。
あっちへふらふら、こっちへふらふら。
呼ばれた方に流されていた。
だけど、嫌われるのを怖がって簡単に意思をひん曲げて安定を求めるのはもう辞めよう。
行きたい場所で、会いたい人と食べたいものを一緒に食べる世界で生きていたい。
怪我をするくらいなら、その場にとどまってみんなに合わせて笑っていたほうが楽だと思っていたわたしとはもう、さよなら出来たと思っている。
上手に生きるということは、まだまだ難易度はたかいし、もう少し破ってみたい殻もあるけれど。
それはもう少し先のお話。
どろんこになりながらも、少しずつ踏み固めていくうちにきっと身についていくのだと信じている。
踏み出した一歩は、いつか心の底から自分が大好きだって言えるための大きな一歩にはなっていると思う。
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