今日も今日とて、運貯金。〜甘くてしょっぱい〜
甘いものとしょっぱいものの組み合わせを最初に考えた人。
あなたは天才だ!!
チョコがけポテチ、はちみつチーズ、ざらめのおせんべい。
ワッフルチキンにはメープルシロップをかけたいし、おだんごは断然みたらし派。
特に、しょっぱい系のクレープは昔のわたしの憧れの食べ物だった。
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昔、少しだけお姉さんだったお友達がツナのクレープを食べているのをカッコいいと思い、別の日に初めて食べてみると衝撃的においしかった。
あのほんのり甘い生地にツナ?なんて思ったのに、ひと口食べるともう、クレープにはツナ以外包まない方がいいのでは?と思うほどおいしくて
甘くてしょっぱいを初めて覚えたのはクレープきっかけだったかもしれない。
それからずっと、クレープはツナマヨ派。
友達といったときにも、しょっぱい系がイケるんだよって強めの圧をかけていたら
そのこはピザ味を頼むということになった。
「いいねピザ!でもわたしは安定のツナマヨにするね!」
そうして、ピザチーズクレープとツナマヨクレープ、ふたつのオーダーをして出来上がりを待った。
友達が、しょっぱい系のクレープを好きになってくれたらうれしい。わくわくとドキドキでいっぱいになる。
赤いギンガムチェックの包みがかわいいクレープ屋さん。
出来上がったら青空に掲げて写真を撮るととっても映える。
さてわたしたちのクレープが出来上がり、ふたりで手を合わせていただきますをする。
すると友達は、
「うまぁぁー」と言った。
よかった!人は本当に美味しいとき、うまい!と言う。気に入ってくれたのがうれしい。
わたしもツナマヨをひとくち、ふたくち、みくち。
なかなか辿り着けない…
ツナマヨに会いたくて会いたくて震えながらレタスとクレープの皮をもしゃもしゃ食べていると
隣でうまうましてる友達が、言った。
「これ、めっちゃうま。ツナまで入ってるよ!」
えっ。それもしや、あたしのツナ?
おそるおそる自分のクレープをめくってみると、どこまで食べてもレタスと皮だけなはずだった。
わたしのツナマヨは、友達のクレープにイリュージョン。瞬間移動していた。
どなたか、この中にマジシャンの方はいらっしゃいますか?いや、いらっしゃいますよね?ハンドパワーが使える人!
ピザチーズを頼んだはずだった友達のクレープが、ピザチーズツナになっていた。
そんなんメニューにないでしょ!とおもったら、あった…
しかも!レギュラーメニューに。
その時わたしは、店員さんと握手をしたかった。
わたしが作り手でもそのミスをしてしまうかもしれない。
ついうっかり、クセでやってしまったんだよね。
ふたついっぺんにトッピングしてたら、どっちがどっちかわからなくなってしまう、あれ。
わかる。わたしもマルチタスクは苦手〜
でも、レタスと皮のクレープ(マヨなし)はちょっとしんどいので店員さんに言ってみることに。
かくかくしかじか。で、
「わたしの、レタス一枚しか入ってないんですぅ…」
「たいへん申し訳ございませんでした。もしお時間頂けましたら、もう一度同じメニューで作り直しを…」
ということでお願いした、「今度こそツナマヨ」のクレープ。
具材は倍量になっておりますとこっそり渡してくれた店員さん。
もういっかい、最初からやり直し。
まるまると、太ったクレープ。今度はひと口目からツナマヨがたっぷりと口の中に広がって…心からの「うまぁ!!」が出た。
もちろんレタスはとってもいいアクセントになっている。
生きていれば、甘くてしょっぱいこと、沢山あるよね。
うっかりなんて誰でもあることだし、その後の対応が素晴らしかった店員さんに出会えたわたしはなんてラッキーガール。
今日も今日とて、運貯金。
運を貯めて貯めて貯めまくって、いつかでっかい何かの時に貯金をおろすわたしの物語。
優しくそっと背中を押していただけたら、歩んできた道がムダじゃなかったことを再確認できます。頂いたサポートは、文字にして大切にnoteの中に綴ってゆきたいと思っております。