どうやってビジネスゲームを作るのか①
前回は、ビジネスゲームという概念の説明と作成を思い立った経緯について話しました。
今回は、ゲームの土台となる概念やオリジナリティの出し方について話していきたいと思います。
ビジネスゲームの土台と柱
前回も触れたとおり、ビジネスゲームとは会社経営をシミュレーションするゲームです。したがって、以下の図のように「戦略の策定」「意思決定」「本部からの報告(財務諸表等の出力)」が継続企業の前提の下、延々と繰り返されます。
3つの意味について触れておくと、戦略の策定では、マイケル・ポーターの3つの基本戦略に基づく戦略立案を行い、商品をどのように販売するかを決めます。意思決定では、戦略に基づき「価格」「数量」「広告宣伝費」「研究開発費」を決定します。最後に報告では、自らの意思決定の結果がゲームの本部から財務諸表やレポートという形で報告されます。
以上のようなプロセスを繰り返して、1位を目指すのがどのビジネスゲームにも共通するのではないかと思います。
次に、ゲームの柱です。これは、会社経営の中から特に何にスポットを当てたいのかによって分岐し、ゲーム作成者が「何を意図してゲームを作成するか」によって様々です。(だから、世の中にはいろいろなビジネスゲームが存在しているんだよなぁ)つまり、ここがゲームのオリジナリティを出せるポイントとなります。
今回作成しようと考えているのは「管理会計を用いたビジネスゲーム」なので「管理会計」が僕のビジネスゲームのオリジナリティとなるでしょう。
まとめ
・ゲームの土台は、戦略策定→意思決定→報告の繰り返し
・ゲームの柱は、作成者の独自性が現れる
次回の投稿
次回は、管理会計の枠組みの中で何を扱うかについてです。
ビジネスゲームの作り方の今後については、Excelでの作成過程や思いついたことを投稿する予定です。