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オールナイトニッポー0709

なわのわ(地域組織・任意団体)の拠点「なわほ」のオープンデイだった。なわほは、旧名和保育所(それ以前は小学校)を利活用し、"ネオ公民館"をめざしてるところ。

オープンデイは、誰でも自由に立ち寄ってもいいよ、という日のことである。7月は、[火・金]の[14~18時]で自分がなわほに居ることになっている。

PC作業したり、本を読んだり、ミニ四駆を走らせたり、打ち合わせに使ったり、おしゃべりをしたり、FAB等のものづくりをしたり(最近だと「リカロマ」でのアロマウォーターがちょっと人気かも)、とにかく自由になほわのスペースや道具を使い倒してもらってよい日。

今日は、漫画を描いたり、ブック(チラシ)ボードをDIYしたり、読書したり、映像編集したり、そんな感じの利用があった日だった。

基本、ぼくも作業をしたり、なわのわ企画を練ってはいるけど、なわほの施設案内をしたり、ここでイベントやワークショップしたい人の企画相談に乗ったり、わりと柔軟に動けるように備えてはいる。もちろん、勝手に使いたい人に金魚の糞のように付きまとうつもりは一切ない。そこらへんも含め、ゆるく、自由に、である。

拠点運営という意味での”場づくり”で言えば、こういった「オープンデイ」をつくるという概念に出会ったのは、京都時代にちょくちょく通っていた町家スタジオのMOD(町家オープンデイ)だった。

いろんな人が入れ替わり立ち替わりに交差していく様子が、その場で見聞ができることがおもしろかったなぁ、と自身の経験としても記憶に刻み込まれていたのもあって、オープンデイの仕組みをパクらせてもらうことにした。

沖縄で拠点にしてた「水上家」でも不定期でやっていたし、オフィスの共有化としてのコワークスペースづくりをお手伝いさせてもらった「Wajya」でも幾度か開かせてもらっていた。

東京では「THE LIVNG」にて、「バザール千駄木」ではリトル商店街という性質上を鑑みて、オープンナイトとして企画したりもした。

オープンデイをやってると何がおもしろいかと言うと、次の二つが挙げられる(ホントはもっとあるけど書くとめんどくなるので超簡潔にさせておくんなまし)。

①知り合いが立ち寄ってくれる・・・情報を出しておけば、キャッチした友人・知人が予期せず顔を出してくれることがある。オープンデイなので事前連絡などあるわけなく、だからこそ小っちゃなサプライズもあり、小っちゃくエモい
②知らない人も立ち寄ってくれる・・・場の運営を数人でやっていれば、自分以外の人の知り合いが立ち寄ったり、知り合いの知り合いが紹介できたり、新たな顔ぶれに出くわす。通りに面してるスペースにおいては、オープンデイの看板を見かけて(それが無くても)、好奇心旺盛な人が立ち寄ってくれる。

まぁどちらにも言えるけど、前提として、「空けますよ」ということ以外、約束をしてるわけではないので、そこに乗っかってきてくれる人たちとどんな調和or混沌が生み出されていくのか、という予測不可能な緊急事態が頭にいい意味でのバグを与えてくれるのだ。

これまでの経験上つよく思うのは、オープンデイに「何人来たのか」という量的評価は、場づくりにおいては「あまり意味がねぇな」ということ。それよりもその日は(たとえ顔見知りでも)どんな人に会ってどんな会話をあってどんな”広がり”がありそうか、というコミュニケーションの質的評価を重視したいよね、ということ。

あ、一つ注意したいのは、ここでの”広がり”というのは、その場や運営サイドでのものでなく、そこに訪れた人にとっての広がりである。立ち寄った人が「今日ここに来てよかった」と思う何かが一つでもつくれていたかどうかの振り返りは一番怠っちゃいけないよなぁと。

とですね、だいぶ長くなってしまいましたが、そんな塩梅でオープンデイをまた懲りずに鳥取にきてもやっているわけであります。も一度言っときますが、火・金は、なわほにおりますゆえ!

▷ なわのわ

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