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感覚を組み込んだ「つくる」

使ってて、たのしいものをつくる。これは大原則なんだけど、忘れがちだ。

たとえば、家の空間をつくるとき。料理や作業をたのしめる家具やガジェットの配置ってのがある。

逆に、自分の状況や心境が変わってきたのに、以前と同じような空間のままだと、自分がつくったものに縛られることになる。良くも悪くも人は環境に引っ張られちゃうからこそ、たのしく、心地よく過ごせるように空間をつくることを心がけたい。

そんなことを改めて考えるようになったのは、ポケモンカードを始めたからだ。

ポケモンやグッズ、エネルギーなどのカードを組み合わせて60枚のデッキを組んでいく。組んではみたものの、欲しいカードが手札にきづらくて、うまく回らない。すると、「あれ? 使ってて、 たのしくないぞ!」と感じてしまう。

さらには、「あの有名なプレーヤーがつくったデッキレシピを参考にして使ってみて、強いのはわかるんだけど、なんだかときめかない」という摩訶不思議な気持ちになることもある。大事なのは、使い手としての自分の感覚だ。

だからこそ、「自分が使ってて、たのしいデッキをつくる」をめざして、カードを組み合わせていく。勝てるかどうかももちろん重要なんだろうけど、たのしさの優先順位のほうが高い。

たのしいと調子づきやすく、自然とパフォーマンスが上がって、結果、勝てる確率があがる。だったら、やっぱりそこをめざしたいよね、と。

あれがいい、これがいい、といろんな人の意見やアドバイスはいくらでもネットに落ちてるし、周辺の人からも共有してもらえるだろう。流行りなんかもある。だけど、最終的には、自分。他人や雰囲気に縛られちゃうのはポイズン。

自分の感覚も組み込みながら、使いやすいようにいじっていく。あらゆる意味での"強さ"はそこから磨かれていく。「つくる(もしくは、企画)」の基本は、使い手のことを考えること。

まあでも、自分の感覚ほど鈍くなっちゃうのはあるよねぇ、ってのもわかる。だから、むずかしいんだ(おもしろいんだ)。

ポケカで思い出した「つくる」の基本を、いろんなものに適応させて、今一度考えてみるとしよう。

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