本との距離②(400字)
恥ずかしながら、20代までを年間1万も本に使わない生活していた。と書いた。本離れはしてたけど、雑誌には、活字にはどうにかしがみついていた。
大学生になった18歳からは、暇あれば大学図書館にいた。手にするのは図書館の奥にある難解な本ではなく、図書館の外のエントランスにあった、表紙やレイアウトに惹かれる雑誌だった。
AERAの最後らへんにあった(今でもある)「はたらく夫婦カンケイ」というコラムを毎週楽しみにしていた。彼女なし童貞野郎だったくせに……と今思えば、なんとふざけた娯