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APEX依存を克服する超具体的アクションプラン

この記事は以下に当てはまる人向けです。

・APEXに時間がとられて別ゲーや他のことができない

・APEXから距離を置きたい

・もうAPEXなんかやめてしまいたい

・飯食うのも忘れて餓死しかけている

シーズン6から始めて総プレイ時間1,270。

暇さえあればAPEXをプレイし、ご飯の時間はAPEX配信にかじりつき、夢の中でもマップを駆け回る。

そんなAPEX依存者だった僕ですが、今では完全にAPEXを断つことが出来ています。

この記事では僕が習慣に関する本を読みこんで実践したAPEXをやめるために行ったアクションプランを、APEX依存に苦しんでいる皆さんと共有しようと思います。

1.APEXをやめる、控えるべきAPEX依存者とは?

①APEX依存とは?

まずこの記事における「APEX依存」とは「APEXをやめたくてもやめられない、適当なプレイ時間で済ますことが出来ない状態」のことを指しています。

「1ゲームだけのつもりがなかなか勝てず気づけば5時間経過していた

「射撃訓練場だけで済ませようと思ってたらいつの間にかトリオに潜り5時間経過していた

「仲間に暴言を吐かれてAPEXをやめようと決意するも、次の日の朝には元気にフラグメントに降下していた」

身に覚えのある方、もうAPEX依存症です。ていうか全部僕です。

ただ僕はここでいうすべての依存者がAPEXをやめる必要はないと思っています。

②APEXをやめるべきでないAPEX依存者とは?

①で述べた依存症に当てはまっていても、「とにかくAPEXが楽しくて仕方がない!」という方はやめる必要がないと思います。

個人的には、人間一番幸せな時間というのは「楽しくて楽しくて時間が経つのを忘れているほど何かに没頭している」時間だと思います。

僕はゲームが趣味なのですが、意外と時間を忘れて没頭できるようなゲームというのは多くありません。

だからこそご飯を食べるのも忘れるほどのめり込めるゲームに出会えた時は、たとえそれが依存状態を引き起こしていたとしても、この上ない幸せを感じます。

APEXに夢中になっている人は多かれ少なかれゲームが好きな方々だと思います。

どうかそのゲームにおける最高の幸せの依存状態を楽しんでください。

③やめるべきAPEX依存者とは?

①の裏返しで「もはやAPEXが楽しくない」という方々です。

ただAPEXに限らずゲームというのはプレイヤーが楽しんでいるか否かにかかわらず、依存させるような設計になっています。

例えば運要素

APEXにおいては、初動の武器運、物資運、安置の寄り方、シップの航路、など多くの運要素が含まれています。

運ゲー要素があるがゆえに、格上の相手にも「勝てるかもしれない」「チャンピオンをとれるかもしれない」といった「期待」が生まれます。

人間に何かしらの行動を促す際に脳内に放出されるのは有名なドーパミンです。

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ここで大事なのはドーパミンはあくまで「行動を促す」作用である、ということです。

サルを使って行われた有名な実験を例にとります。

ある音が鳴ったらサルにオレンジジュースが少し提供される。

このときの脳内物質の分泌量を調べてみると、ドーパミンが最も多く放出されているのは「ジュースを飲んでいるとき」ではなく「ある音が鳴ったとき」、「期待」の段階でした。

つまりAPEX製作者は運要素をうまくゲームシステムに組み込むことで、

「次はハンマーがとれるかも!」

「次はチャンピオンが取れるかも!」

といった「期待」を煽り、僕たちの脳内にドーパミンをじゃぶじゃぶに放出させてプレイに駆り立てています

話が脱線した気がしますが、とにかくこのシステムのおかげで僕たちは別に楽しいと思っていないのにAPEXをだらだらと続けてしまうことがあります。

楽しくないのに続けることは自分にとっても一緒にプレイしてくれる人に対しても悪いことしかないので、早めに対処することをお勧めします。

2.APEXをやめるためには習慣付けの逆を行く

①フォッグ行動モデル

習慣超大全」という習慣に関する本で紹介されているフォッグ行動モデルをご存じでしょうか。

グラフに表すと↓のようになります。

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読んでる皆さんは多分

「なにいきなりかっこつけた意味わからんグラフ貼ってんだこいつ」

と思ったことでしょう。

かっこいいと思って貼りました、すみません。

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公式サイトで使用が許可されているグラフがこの英語のものしかなかったのでちょっとわかりにくいですが、僕たちの行動の原理を考える際に非常に有用なツールです。

とにかく何が言いたいかというと人の行動は、


行動=モチベーション×能力×きっかけ


で表せますよ、ということです。

Motivation:モチベーションは端的に言えば「やる気」です。

Ability:能力は、ある行動の難易度を表しています。

そしてPrompt:きっかけは文字通り「きっかけ」です。

モチベーションと能力を掛け合わせた値が一定値(Aciton Line)を超えている場合にきっかけがあれば人は行動に至る、ということを説明しています。

ここでは「APEXをプレイする」という行動をフォッグ行動モデルを用いて分析していきましょう。

まず、APEXが楽しくて仕方ないのでモチベは最高。

次に、能力はAPEXが上手いかどうかではなくて、APEXを遊ぶための難易度はどうか?ということです。

例えば常にパソコンをつけっぱなしにしてAPEXも起動しっぱなし、ゲーミングマウスも充電完了で、くそでかマウスパッドも常に敷いてる。

さらにはこのご時世で外に出る必要もないから時間もたっぷりあるし、APEXは無料のゲームなので金銭的に余裕がなくても大丈夫。

という状況にあったとしたら、あとはマッチング開始ボタンを押すだけでゲームをプレイできるので、能力の難易度は最高にイージーです。

この場合は、モチベも最高で能力も超イージーなのできっかけさえあればすぐにプレイするという行動に至ります。

何かの行動を習慣づける際にはつねに「モチベーション×能力」の値を一定以上に保つ必要があります。

掛け算であることからわかるように、モチベーションが低ければ能力の難易度を下げればいいし、能力の難易度が高ければモチベーションを上げれば人は行動を起こします

②APEXをやめるには「能力」の値を下げよう

「APEXをやめたいのにやめられない!」という人は、モチベは最低ラインまで下がっているはずです。

なのにやめられずに「APEXをプレイ」という行動を続けているのは、「能力」の難易度が極端に低いからだと思われます。

となれば話は簡単で、このヘヴンな能力難易度をインフェルノにしてやればいいってことです!やったね!

ということで具体的なアクションプランを次で列挙していこうと思います。

3.APEXをやめるための具体的なアクションプラン

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要はプレイするに至るまでの過程を面倒くさくする、ってのが出来れば皆さんオリジナルで考えてもらってOKです。

皆さんプレイ環境が異なるので、キーボードマウス勢・PAD勢に分けてアクションプランを列挙していこうと思います。

行動のきっかけを無くしたり、モチベをさらに下げることも有効なので合わせて紹介しています。

①キーマウ・PAD共通

・プレイ終わるごとにAPEXをアンインストールする

 これが最強です。

 またプレイしようと思ったら長時間のインストール時間が必要でくそほどだるいです。

 ただいきなりこれをやるのはきついって人は無理にしなくても大丈夫。

・origin,steamの自動ログイン機能をオフにする

 合わせてそこのパスワード記録や自動入力もオフにしてください。

・ショートカットアイコンの削除

 デスクトップなどのアクセスしやすい場所に置いているAPEXのショートカットアイコンを消して、プレイするときはいちいち元の場所まで行って起動しましょう。

・別ゲーをやる。

 ハードが違うとなおよいです。

・お出かけする

 このご時世には難しいかもしれませんが、その辺にお買い物でもお散歩でも構いません。

 外に出る時間を作りましょう。

・筋トレする

 腕中心の筋トレをするとエイムがいまいちになるので、プレイする気が失せます。

・ノートPC,タブレットを使う

 PCでやってる多くの人がデスクトップPCでプレイしていると思います。

 起動するともれなくAPEXも起動する危険性が高まります。

 ネット閲覧や動画視聴などデスクトップのスペックを必要としないものはノートやタブレットPCで行いましょう。

②PCキーマウ勢

・ゲーミングマウスパッドを片付ける。

 プレイしていないときはマウスパッドは片付けましょう。

 代わりにおっぱいマウスパッドを置くとなおよし。(お尻でも可)

・トラックボールマウスを使う

 ゲームしてないときはトラックボールマウスを使いましょう。

③PAD勢

・エイムリング・フリークを外す

 APEXをプレイするときだけつけるようにしましょう。

・コントローラーは目の届かないところにしまう

④きっかけ

行動の難易度を上げることも大事ですが、そもそもきっかけがなければ行動に至ることもありません。

・ディスコなどのゲームコミュニティからの通知を切る

APEXをするだけの関係の人ならAPEXをやめれば関わることもありません。

リアフレも本当に一緒にやりたかったらラインなどで連絡してくると思います。

そのときも適当に断っていればだんだんと誘われなくなります。

みんな社会で生活している以上ゲームにばかり時間を割いてられないという状況は理解してくれると思うので、素直に「もうAPEXはやらない」ことを伝えてもいいと思います。

それで怒ったり関係を断ってくるような人はそもそもあなたの人生にとって必要のない人なので気にしなくてOKです。

⑤モチベーション

モチベーションがお汁粉缶の底にくっついて永遠に落ちてこない小豆くらいのわずかな量残ってる人もいると思いますので、一応モチベを下げる方法も紹介します。

・5chのAPEXスレを閲覧する

 愚痴や仲間に対する暴言、マウント合戦が日夜行われています。

 もちろんそこにいる人は善良な大多数のプレイヤーの中の一部ですが、ネガティブな情報は強力で頭に残ります。

 「俺は今までこんなやつらとプレイしていたのか・・・」

 とモチベが下がります。

 同時にテンションも下がっていやな気持になるのでお気をつけください。

・APEX配信者のチャンネル登録を解除する

 猛者プレイヤーの華麗なプレイを見ていると「自分もこうなれるかも」とモチベが上がります。

 アカウントを作り直すのも、ホーム画面にAPEX関連の動画も出てこなくなるので本気の方にはおすすめです。

・チーター紹介動画を見る

 配信者がチーターになぶり殺しにされて萎えてる姿を見てモチベを下げていきましょう。

 

3.意志の力でやめるのは難しい

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実のところ僕はまだ精神的には完全にAPEXをやめたわけではなくて「機会があったらまたやろう」くらいの心構えでいます。

しかし結果としてプレイするのに1手間も2手間もかかる「環境」を作ることで実質引退したような状態になっています。

人間の意志力というのは非常に脆くあいまいなものです。

意志力意志力といいますが、実際のところ僕らの行動を決定しているのは意志ではなく環境によるところが大きいです。

「絶対にAPEXをやめるぞ!!」

と固い決意をしたところで、環境を変えなければ3日後には初動盆栽プラザでP2020対EVA8の無謀なインファイトを挑んでいると思います。

本気でやめたい方は環境を変えてください。

環境を変えてもやめられないのであれば、あなたはまだAPEXを楽しんでいる証拠です。

存分にゲームに依存するゲーマーの喜びを楽しんでください。

お読みいただきありがとうございました。








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