掃除をすること

 私の経験の中で、実践してよかったと思えることを一つあげるとしたら『掃除』を選びます。様々な学習指導も実践し、生徒指導も見様見真似でやってきました。教育の両輪といわれますし、現在の教育事情を考えるとどちらのスキルアップも欠かすことはできません。それでもそれらのことよりも、掃除の大切さを皆さんに伝えたいと思います。ある年、一年間毎朝学校の掃除をし続けました。もちろんきっかけや動機はあるのですが、ここでは語らないでおこうと思います。とにかく実践したことで生徒や学校全体の感じ方が変わるようになりました。詳しく話せば話すほど嘘くさくなるのですが、簡単にいうと生徒指導を未然防止する感覚が磨かれました。
 具体的には職員トイレと学年のトイレを毎朝掃除し続けました。日々の掃除を丁寧にすること、掃除の大切さを常に伝える存在であること、それを口で言わずとも生徒に感じさせるほど実践していること。そんな教師が学年にいるだけで雰囲気は変わるものです。学年が大変なときこそ掃除を徹底的にしてみてください。全教師一丸となって掃除をすればきっとほとんどの問題は解決できます。学年が落ち着いているときも、掃除の手を緩めることなく、より高い目標を掲げて教育実践に取り組んでみてください。その取り組みは生徒にも教師にも心に残る取り組みとなるはずです。一生懸命掃除をすれば子どもも大人も楽しく充実した毎日を過ごせる、そんな簡単なことならやるべきだと思いませんか?理科教師が書いたとは思えないような非科学的な話を最後まで読んでいただきありがとうございました。信じるか信じないかはあなた次第です(笑)

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