【旅行記】十勝・池田町のワイン
日本最北の地、北海道の東に位置する十勝地方。
冬はマイナス20度にもなるという極寒のこの地が、今や全国でも指折りのワイン生産地となるなんて当時誰が想像できただろうか。
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1952年、十勝沖地震発生。そこに追い打ちをかけるように、その後度重なる冷害が池田町を襲い税収が激減。町は破綻寸前まで追いこまれました。
そこで立ち上がったのが
当時37歳の新市長・丸谷金保氏と6人の青年たち。
ある日、野山に自生するヤマブドウを見た丸谷氏。「ヤマブドウが実る土地ならばきっとブドウも栽培できるはず!」とひらめきました。
まだ日本でワインがほとんど飲まれていなかったこの時代。それでも起死回生のため、ゼロからのワイン造りに町の命運をかけることを決めたのです。
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なんだかプロジェクトXみたいな話だ〜と思っていたら本当に取り上げられていました。その名も「北のワイン故郷再生への大勝負!!!」
この手の話が大好きで、いけだワイン城内で池田町とワインの歴史を読みながら感動して思わず涙ぐんでしまいました。
池田町は成人1人あたりのワインの消費量が日本一と言われています。ブドウの収穫には町民や地元の中学生も総出で参加するそう。
(なんと彼らの成人式では中学の時に自分たちで収穫したブドウで造られたワインが贈られるのだとか!そりゃぁワイン贔屓にもなるね🍷)
その他にも歯医者さんの外壁がブドウ柄だったり民家にぶどうの絵が描かれていたり…。
町全体でワインを盛り上げている姿に心が温かくなりました。
こんなに良いものを見せてもらって、私も微力ながら貢献したいとお土産に購入したワイン(これはほんの一部です♡)、今から飲むのが楽しみです♡
🍇おまけ🍇
たまたま泊まったホテルで出していたロゼワインがとっても美味しくて。こちらも池田町のワインです。
木苺のように甘い香りですが味はドライでさっぱりと飲めます。お求めやすい価格なのも嬉しいですね。
アマゾンでも買えますので、気になる方はお試しください!