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個人的気になったゲームニュース #14 - 2020/04/25

今流行のオンライン飲み会を体験してみました。
私なんかはそもそも親しい知り合いと離れたところに住んでいるため、この流行はありがたいです。

しかし、オンライン飲み会+9%のアルコールは飲みすぎてしまう事が判明…w
何事もほどほどが大事ですね。

それでは今日もいってみます。

◆今日のニュース1つ目 : 新旧RPG売上対決◆

本日一発目はPS4のゲームソフトの販売本数について触れてみます。

▼FF7 リメイクは発売3日間で全世界売上が350万本
 ※売上 = パッケージ版とDL版の合計

これに対して、

▼グラブルヴァーサスは発売2ヶ月半(約75日)で全世界売上が35万本
 ※
セールス数 = パッケージ版の出荷数とDL版の販売数の合計

発売時期、販売手法、ゲームジャンル、IP力(ゲームのブランド力)、注目度、ゲーム自体の評価など様々な点で違う2つのタイトルではありますので、単純に比較対象とするのはやや乱暴ではあると思っています。

しかし、私がここで着目したいのはこの2つのタイトル(IP)がゲーム業界の新旧を代表するRPGであり、その様な2つのタイトルの売上本数が1桁ほど違ってきたということです。

これはゲームパブリッシングの側面からきちんとおさえておかないと、似たようなことで痛い目をみる人が出てくるかもしれないため、出来る限り考察してみたいと思います。

おおよそのそれぞれの発売・リリース時期は以下のとおりです。

▼FF7とグラブルの初期作の発売・リリース時期

1)ファイナルファンタジー7
  L 1997年にPlayStation用ソフトとして発売
2)グランブルーファンタジー
  L 2014年からスマートフォン向けソーシャルゲームとしてリリース

こちらからも分かるように、2つのタイトルの発売・リリースには15年以上もの間隔があいています。
その結果どのような事が起こっているのかというと、スマートフォン中心にゲームをする昨今の子供たちの中で”RPGの代名詞”となっているタイトルは「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」ではなく「グランブルーファンタジー」となっています。

あくまで個人的感覚ではありますが、年代別に思い描くRPGのイメージはこのようになっている事が推測されます。(左から人気があるものとします)

▼年代別RPGの代名詞タイトルイメージ

●40代以上
 ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーほか
●30代
 ファイナルファンタジー、ポケットモンスター、ドラゴンクエストほか
●20代後半
 ファイナルファンタジー、ポケットモンスター、妖怪ウォッチほか
●20代前半
 グランブルーファンタジー、ポケットモンスター、妖怪ウォッチほか
●10代以下
 グランブルーファンタジー、ポケットモンスターほか

以上から、この2つがゲーム業界の新旧を代表するRPGであることが分かると思います。

では、この事実と先の売上の違いから何が推察できるのかというと。

1)日本国内で人気なタイトルと世界的に人気なタイトルが違う
 L FF7は海外人気があるが、グラブルは海外での認知度は低い。
   → それにより、売上が1/10になるくらい変わってくる。
2)日本国内のPS4の若年層(20代前半以下)のユーザー層が少ない
 L グラブルは日本国内では若年層のみならず幅広いファン層がある。
    しかし、それを加味してもFF7リメイクと比較し売上数が少ない。
3)そもそも本編のターゲット層とヴァーサスのターゲット層が違った
 L グラブルファンにそこまで刺さらなかった可能性。

3)はゲームディレクションの問題なので置いておきますが、1)及び2)についてはゲーム業界の国境が限りなく薄くなってきた昨今においておさえておかなければならない情報かと思います。

もちろん、他にも有名なRPGはたくさんありますし、そもそもファイナルファンタジーはナンバリングタイトルで数年に1度新作を発売しているため、同じタイトルとして長年運営を続けていくグランブルーファンタジーのようなソーシャルゲームと比較することは間違っているのかもしれません。

しかし、こういった1つ1つの情報から現在の実情を見つめて、面白い&売れるゲームを作り出すことがゲーム業界の発展になり、ひいては健全なゲーム開発環境を作り上げる事に繋がると信じています。

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◆今日のニュース2つ目 :おウチにいながら擬似ライブ◆

タイトーさんが面白いサイトをオープンされていました。
早速、昨日4/24(金)の19:00頃 #家飲みJAZZ を体験してみました。

想像以上に盛り上がっていてビックリ!!!
(スクショとか撮る事を忘れていました…W)

内容としてはDJが音楽を流している様子を同接の1,000人程度とコメントをやりとりしながら見るみたいなものです。
同サイトでは他にもたくさんのアイドルが配信などが行われており、Youtubeの生配信やインスタライブが主流だと思っていた私としては衝撃でした。

定期的に覗いてみたいと思います。

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◆今日のニュース3つ目 :ヨコオタロウ氏のゲームブック◆

ヨコオタロウ氏が面白いことをやられていました。
twitterのアンケート機能を使ってシナリオの分岐を決めていきお話を展開していくというもの。

さすがに、この形でゲームシナリオを作り上げるという事はできないかと思いますが、1つの施策としてはとても面白いものだと思います。

ちなみにこちらがプラチナゲームスのサイトで公開されているヨコオタロウ氏の「ゲームとシナリオの話」です。必読です。

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本日は以上!
今日から見出し付けてみたんですがちゃんとできているかしら。

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