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自作の短編小説

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IZOLA以外の短編はここに。新しく書いた短編もここに入る予定。
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2021年12月の記事一覧

オーバーニャーゴ4

※この作品は二次創作な上にパロディです。 ここは地下に存在する、とある秘密結社のアジト。 「入るよー。」 そこへ一人の女がやって来る。 名はフロマンティーヌという。 「カジちゃん居るー?」 「その呼び方はやめんか。」 奥で作業をしていたスキンヘッドの男が姿を現す。 カジダヨ・フロバガ・・・この秘密結社の幹部の一人だ。 そして、フロマンティーヌ・・・この女もまた、幹部であった。 秘密結社「グーラグラノオユ」。 それはあまりにも風呂が好き過ぎて、 非合法活動にまで手を染めてしま

オーバーニャーゴ3

※この作品は二次創作な上にパロディです。 ここはラ・ナースキホウダイ王国の王城。 「こちらへどうぞ。」 レイヴン・ズ・ネ・スト候の案内で謁見の間へと通される、ニャザリック一行。 先日のコレガ村の一件をネタに、御上に金を無心しようと ノコノコやって来た次第である。 「バルバロだぞ!」 謎の大声と共に、大柄の男が入って来る。 「こちらが第一王位継承者であらせられる、バルバロ王子で御座います。」 レイヴン候が紹介する。 「既に知っているにゃ。」 「何と!それは御耳が早い。」 この

オーバーニャーゴ2

※この作品は二次創作な上にパロディです。 そんなこんなで、異世界でレッツ世界征服!を実現する為に、 手始めに近くの村に来たニャザリック一行。 「取り敢えず、村に行けば何かイベントが起こるに違いないにゃ。 ネトゲの常識だにゃ。」 そこへ村娘の一人がやって来る。 名は、ブツリ・デナグロットという。 デミグラソースが美味そうな匂いをプンプンさせながら尋ねる。 「この村の名前を教えて欲しいのだが?」 「はい、コレガ村です。」 「村なのは見れば分かるにゃ。」 「いえ、ですからコレガ村

オーバーニャーゴ

オーバーニャーゴというシリーズは、オーバーロードという他作者の方が書かれた作品のパロディ。二次創作です。現状、掲載していたYouTubeのフリートーク昨日が削除されて読める場所が無く成ったので、掲載します。著作権侵害の意図は無いので、権利関係者様からの苦情等がありましたら、該当作品はnote上から即刻削除します。 ※この作品は二次創作な上にパロディです。 ニャザリック地下墳墓。 そこは地下深くに存在する、謎の地下要塞であった。 (どっかの不死王よろしく、チートみたいなアイ

人間の鍵

人間の額に鍵を差し込み回すと、人間の体は左右に開いて、薄青い光を放つ球が中から現れる。 それを少年は齧る。 するとも見る見る内に少年の体中の傷口が閉じ、傷そのものが治って行くのだった。 「オギ様ってスゲエよな。」 少年の名は、ハセシオ・シンジロー。 「ヒ・ト・ゴ・ロ・シ」 両手を組み合わせて、奇怪な祈りの様なものを行う少年達。 これが彼等の合言葉。 少年達は「ナチJ」と呼ばれる場所で知り合った。 嘗ては違う名前だったらしいが、今はもう誰も知らない。 「やっぱオギ様に総理大臣