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広沢市長 「名古屋城差別発言の謝罪はなるべく早く」とのみ発言

24/12/9名古屋市長定例記者会見で、広沢一郎・新名古屋市長は「名古屋城差別発言の謝罪はなるべく早く」とのみ発言しました。広沢市長は「ただ相手のあることですので、これも丁寧にやってなるべく早く。局の方には言ってます。ちょっと相手方に伝わってるかどうかちょっとまだ確認してません」と述べました。

・24/12/9広沢一郎名古屋市長定例記者会見(名古屋城部分)
(名古屋市民オンブズマンによる半自動文字起こしアプリによる文字起こし)
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/241209.pdf
 
広沢市長は「名古屋城木造復元の昇降機について、副市長時代にも『最低でも1層。可能な限り上にチャレンジ』と答弁した。
物理的に付けられるかを定かにして、江戸情緒、動線について専門家や障害者に入って頂いて、いろんなご意見をいただいて市で決めたい。その前に差別事案の謝罪をしたい。」と述べました。


以下感想です。

現在、名古屋市は小型の新昇降技術で何階まで登れるかを、7811万1000円でMHIに委託して2027/3/19期限で技術開発しています。
 http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/240105-4.pdf

どうして記者は「2027年3月19日以降にないと物理的に付けられるか決められないということでよいか」と確認しないのかが不思議でなりません。

24/10/9名古屋市議会経済水道委員会で、佐治独歩観光文化交流局長は「総括を早急に始めたい。その中で局としての再発防止策も講じる必要がある。それを成し遂げた上で、差別発言を受けられた方に局として謝罪をし、まず受け入れていただく。
障害のある方も含めた市民全体に報告をし、市民全体の合意理解を得た上ではじめて対外的なしっかりした検討が再開できると考えている」と述べています。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/241009-1.pdf

いつになったら局としての総括は始まり、終わるのか。
再発防止策はいつできるのか。
差別発言を受けられた方に謝罪はいつになるのか。受け入れられるのか。
障害のある方も含めた市民全体に報告はいつなのか。
市民全体の合意理解を得るのはいつなのか。

それらが明らかにならないと、当面名古屋城木造復元事業は進んでいかないです。

そもそも、名古屋城木造復元事業を複雑化させている木材購入(2016年度~2023年度で木材の製材等41億6370万9000円)はなぜ市議会の附帯決議に反してまで強行されてしまったのか。
保管料は1年間で1億円にも上ります。

障害者団体への謝罪も大事ですが、本来は必要がなかった「保管料が毎年税金で1億円出ていく件」も大事です。
どうしてこうなったのか、特に市議会では100条委員会も含めて検討が必要ではないかと思います。


・名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
 http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm 
・名古屋市民オンブズマンブログ 名古屋城問題
 https://ombuds.exblog.jp/i33/


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