見出し画像

本の感想を書きたくても書けない3つの理由

(本日の記事は初期の初期に書きかけて放置していたものを仕上げたので、キャラが定まってなく文体などが不安定なところがありますが何卒ご容赦ください)


本の感想を書きたい。
というか、語りたい。
別にそこに高尚な意図はない。

人って好きなものについて、隙あらば熱っぽく語るもんじゃん!?そういう俗物的な衝動が私を突き動かすのよ!!!


「じゃあ書けばいいじゃん。はいFA!」


……そうやってねぇ、結論を押し付けるのはやめろー!大体においてネット上で「~したいなぁ」っていうやつは構ってほしいだけなのよ!?(※個人の見解です)
それを「じゃあごちゃごちゃ言わずにすればいいじゃん?本当にやる人はもうはじめてるよ?」みたいなこと言うのって、もうさ、コミュニケーションとして成り立ってないじゃない?どうなの?ああん?気持ちいいか?上から目線のお言葉を投げかけるのはよぉ!(※ひねくれた個人の見解です)


いかんいかん。また言われてもいない架空の意見と戦ってしまった。言われてから戦うべきよね、反省。反省。というか、戦わなくてもいいわよね。ヒトはヒト、カモメはカモメってかの中島みゆき先生も歌ってたような歌ってなかったような気がするし。


閑話休題。
しかし、ネット上で本の感想を書くのは怖いんですよ。理由は3つある。結論からいこう。

①作者本人が感想を目にする可能性がある
②その本が好きもしくは嫌いな人に絡まれる
③お前は何様なんだという葛藤

私の中で問題となるのはこの3つ。
この中でも③はまぁいい、自意識の問題だし自分にも他人にもうるせぇ!って言えば終わる話だから(それはそれで別の問題発生しない?)

問題は①と②よ。

①作者本人が感想を目にする可能性がある

①に関しては、昨今のSNSの発達による弊害とでも言いましょうか。届かなくていい意見が、作者のもとに届いてしまう。少なくとも20年くらい前ならこっちからファンレターを書かない限り、そうそう作者に感想が届くことなどなかったわけですよ。

それが!今や!blogに何気なく感想を書けば作者からメッセージが飛んできたり、Twitterで愛を叫べば作者からイイネされたり。それが嬉しい人もいるでしょう。私だって全面手放しで褒めてる大好きな作家なら嬉し……くない!

作家はエゴサーチをやめろー!!!!やめてくれーーー!せめて、よしんば見たとしてもイイネをやめてくれー!!!

「この作品めちゃ好き好き侍でござる!」みたいな感想にイイネされるの、こっぱずかしいわ!!!!こんな頭悪そうな感想に作家神が目を通されて……!あぁその眼球を洗い流し浄化したいっっ……て崩れ落ちてるわ、こっちは!!!!

なんで最近の作家さん、タイトルとかちゃんと書いてないし、#タグ?みたいなの付けてないのに探し出せるの。なんなのそのリサーチ能力は……これが、作家力?

好きな作家とか作品でこれだから、キライな作品とかになると……。基本ネガティブな感想は心に秘めておくタイプなんですが、本当にとんでもなくヒドい作品とか、生理的にムリだった作品とか。あぁ、感想を書きたい。この苦しみどこかに吐き出さなくては体に毒素がたまって、最終的におもろくない作品に対する怒りで気が狂ってしまう……!

しかしそれが万が一作者の目に入ってしまったら……『箸にも棒にもかからん、他の作品の上っ面だけなぞった「無」を産み出しやがって!絵も下手、漫画としての読みやすさもない。何よりストーリーがなければキャラクターの魅力もない!よくもこんなもん商業ベースに乗せて人から小銭をせしめたなクソが!編集者もろとも地獄に落ちろ!』……例えばよ、架空の感想よ?決してこの世に存在する作品への憎しみをぶつけたわけではなくってよ?まぁ、こんな感想を書いて作者が見てしまったら、単純にショックだと思うのよね。

もちろん、ものを書いて公開する以上、色々な感想や意見が生じて、それを受け止めるのもまた作り手側の大切な役割だと思うのね。仮にも私だってバイトライターとして文章を書いてお金を得ているわけですから、書いて発信することの責任についてはね、腹くくらねばと思うわけよ。

でもそれを積極的に作者には届けたい訳じゃない。「地獄に落ちろ!」とか本人に言いたいわけないじゃないですか。もし本人に言ったらそれこそ気が狂ってるでしょう。私はクレームを言いたいわけじゃなく!金銭を払って買った作品だからこそ、自分なりに感じたことや思ったことを自由に発言したいだけで。

なのでできれば、そういう感想を気にされる作家さんにはエゴサーチを控えていただきたく……あと作者に「こんな悪口かかれてますよ!」って送るやつは、地獄に落ちていいと思います。割りと本気で、そういう人……いや、そういうヤツはねぇ、来世虫になるんだからね!!!


②その本が好きもしくは嫌いな人に絡まれる

SNS時代の申し子たちにとってはメリットなんでしょうけど、私にとってはデメリットです。

というのも、某本の感想サイトで変な中年男性(中年男性部分は自称) に絡まれたことがありまして。おっさんはその本の感想内容にめちゃくちゃこだわりがあるらしく、自分の意にそぐわない感想に片っ端から文句のコメントを書くという軽い言論統制を行っていたのです。

そんなことは露知らず感想を書いたら、おっさんが飛んできまして。倫理を司る部分にある頭のネジが50本くらいぶっ飛んだのかな?みたいな罵倒と文句を書き込まれまして。別に本自体への評価は好意的なものなんですが、おっさんの気に入らない単語が文章のなかに使われていたのがダメらしく。
いくらなんでも厳しすぎない???

とりあえず私は無視を決め込んだのですが、他人のコメントにもどんどんおっさんは文句をつけていくので、そのうち言論統制に反対する派閥が生まれ、感想欄自体が荒れていきましてねぇ。最後に至っては、もうその本の感想よりもコメント欄の戦いの方が見ごたえがある!!いいぞ!もっと戦え!!みたいな血の気の多い感じになりまして。

この戦いをみていた結果、極度の好きは嫌いよりも時に面倒くさいのだな~としみじみ。あとネット上で上記のおっさんみたいに罵倒で人に絡んでくるタイプって、どこかネジが飛んでるタイプが多いのでお近づきになりたくないな、と。

でも同じ本好きと楽しく話ができるのは魅力的だよ。それは本好きにはたまらん魅力よ。

変な人と関わる可能性とメリットを天秤にかけてグラグラ揺れてる状態です、今の私は。
あの変なおっさんが衝撃過ぎた。


そんなこんなで、本の感想をなかなか書けない日々を送っているわけです。本当にね、気軽に発信受信ができるこの世界にまだ乗りきれていない私は。おっさんの勢いと比べたら全然よ。だからといってああなりたいかと言われたら絶対いやだけれども!

でも、おっさんのハートの強さくらいは見習ってもっと恐れず発信していってもいいのかもな……と思って久しぶりに感想欄覗いたら、おっさん感想欄の戦いに破れてみんなにめちゃくちゃ媚売るようになってた。

おっさん!ハート弱っ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?