40手前にして多肉植物に目覚める
40手前で、何の縁もゆかりもない三重県は菰野町というところに移住したmitaniと申します。
普段はフルリモート会社員、月に1〜2回程度東京と菰野町を往復するような生活をしております。
突然ですが、最近、多肉植物を育てるのにハマり始めました
きっかけは菰野のビザールプランツ専門店ガレージプラスさん
引っ越しを機に、新しい植物でも買いたいなあと思って、菰野や桑名の植物屋さんを調べていたときに、比較的家の近所にビザールプランツを扱っている、割とトガったお店を発見。
住宅街のど真ん中にいきなり、コンテナハウスが現れ、ちょっとおいそれとは入りにくい雰囲気ではあるものの、中に入ってみると、ものすごく気さくな「おじさん」が登場。
どうやら、元々は会社員で趣味として、植物育たり、アイアンの什器などを個人で作っていたそうなのですが、2〜3年くらい前から趣味の域がかなり加速し、ついには脱サラしてお店を作ったそうなのです。
基本的には、海外からの輸入種を集めて、一部畑も持っているそうなのですが、それらをお店で販売しつつ、造園系のお仕事も引き合いが多く、一般家庭のドライガーデン系だけではなく、自治体の公共施設の造園なんかのお仕事もあるそうで、他にもビザールプランツ系のイベントにも出店していたりなんだかお忙しそう。
最近、所さんの「世田谷ベース」でもお店が取り上げられたとのことで、よりいろんな引き合いが入っているそうです。
ちなみに、会社員時代は、造園とか全く関係ない仕事していたそうで、「好き」「没頭」が高じて、仕事になっていったとのこと。
「好き」のパワーで、そこまでやれること、そんな人が菰野にいるってことにかなりの衝撃と刺激を受けました。
その後、少しずつ塊根/多肉植物を買い揃える
家には結構観葉植物がいるのですが、お世話は基本的に妻がやっており、僕が下手なことをやると怒られそうなので、あまり僕の方で手をかけてはいなかったのですが、ビザールプランツ系であれば、そこまで大きなものではないですし、自室の中でも全然育てられるだろうというのと、やはりリモートワークで毎日PCと向き合い続けていると、フィジカルなアクティビティが本当になくなってしまうこともあり「土を触る趣味」は良さそうだなと思い、少しずつ買い揃えていきました。
ちなみに、一番最初に購入したのは塊根植物の王様「パキポディウム・グラキリス」の実生1年目の株。
その後、王道ではありますが、「アガベ」「ディッキア」を買い揃えつつ、現在13株を育成しております。
初心者のくせに、寒くなる季節に子株を手に入れてしまう
いきなりバッキバキに育ちきった高価な中〜大株を手に入れるよりも、自分の手で少しずつ育てていきたい(=いきなり高価な植物を枯らすのが心配)という思いもあって、メルカリを中心に、カキコなどを比較的安価に購入して行ったのですが、如何せん全く知識のない状態で購入してしまったので、最初はかなり苦労をしました。。。
まず、土。
「パキポディウム・グラキリス」を買った時は、よく分からず「赤玉土100%」を使ってジャブジャブ水あげまくってたのですが、そもそも赤玉土の品質も高くなく、篩にかけることも知らなかったりで、購入後すぐに葉っぱが半分くらい抜け落ちる事態に。。。
11月下旬の段階でもあまりにもグラグラだったので、無茶を承知で植え替えしてみたら、全然根が張ってませんでした。
その後、もう少しちゃんとした赤玉土や鹿沼土を手に入れてブレンドしたし、鉢も「とりあえず王道」のプレステラ90を手に入れて、植物用サーキュレーターを導入するなり、水捌けと乾燥を意識した環境を整備していきました。
そして「日光」
2024年11月の上〜中旬はまだまだ暖かい日が多く、「できるだけお日様当てた方がよい」と考え、日中は縁側でガンガンに直射日光を当てまくりました。
が、当然ながらカキコの子株で、根張りもしっかりしていない状態で、11月とはいえかなり強烈な直射日光を当ててしまっていたため、二日でストレスカラーで真っ赤に。。。。
急遽、屋内管理に移行し、パネルLEDを導入、ストレスカラーの出ている株は「腰水+ティッシュ遮光」に加え、「リキダス」で発根促進も同時に施行。
また、少しずつ気温が下がってきたため、スイッチボットの温湿度計とヒーターマットを導入し、室温温度管理も合わせて行うようになりました。
メルカリの子株、たまに人気の品種がものすごく格安で手に入るのはいいのですが、抜き苗の場合の発根管理はめちゃくちゃ丁寧にやらないといけないのと、あまり寒い時期に買わないほうがよいことを学びました。
試行錯誤しながら、少しずつ成長していくのを見るのが本当に楽しい
試行錯誤の結果、幸いいくつかの下葉を失うなう株もありましたが、その後葉も動き始めて、今のところ順調。
季節的にも、大きく成長する時期ではありませんが、新しい葉が生えてきたり、旋回し始めたりと、すっかり冬になりましたが冬眠することなく順調に成長し始めております。
元々、理系で実験するのが本質的に好きだと思うのですが、あれやこれやと課題分析/打ち手/観察という流れで植物に向き合いながら、小さいながらも成長していく様を見ていくのは本当に楽しい。
そして、植物に向き合うことは季節そのものに向き合うことでもある認識し、植物が成長が進む春がとても待ち遠しい。
正直今は、「かなり」人工的な環境の中で生育しているわけではありますが、暖かい季節になったら屋外育成に移行しようと考えているので、より自然に近い形での育成についても、楽しみで仕方ないです。
いくつになっても、新しいことを始めるのは楽しいものですね。