忘れつつあった「あの」感じ
十数年振りに小学校のプールに入った。
母校ではなかったのだけれど、それでも懐かしさというかなんというか形容のしがたい「あの」感じがあった。
素足でプールサイドを歩いているときの「あの」感じ
プールの授業のときだけ出てくるあの時計、普段はどこにあるんだろう、毎年時間を調整してるのかななんて考えていた「あの」感じ
碁石拾いに真剣になる男子の「あの」感じ
それを冷めた目で見る女子の「あの」感じ
帰宅すると母親の作った焼きそばの匂いがした「あの」感じ
それを食べながら午後に友達と何をして遊ぶか考えている「あの」感じ
永遠という概念に包まれていた「あの」感じ
たぶん、それぞれ想起される「あの」感じがあるんだろうね。
あ、合法な手段で入りましたよ。
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