犬の魚、さかなのいぬ


※タイトルに意味はありません。オチになってるなんてことはありません。

「嫌いな食べ物ってある?」
これ、日常的に交わす会話だと思います。

 友達とご飯を食べに行く時
 上司から食事に誘われた時
 その食事中の会話に困って
 ラホールを築きあげるため 
 好きな食べ物の話になって

あるあるなんじゃないかなあ。

僕はこの質問をされたら、即答でこう答えるようにしています。

「かわらせんべいです。」

高確率でなんで?って聞かれるんですけど、説明が難しくて。
だって、
「アレルギーではないですし、ニッキの味が嫌いとか、堅さが嫌だとかではなく、精神的なものです。あ、でもサクサクした食感の食べ物はあまり噛みたくないです。これも精神的なものです。気にしないでください。いや、病気ではないです。病的なだけです。口の中でふやかせばサクサクな食べ物も食べられます。それでもかわらせんべいは口にしたくないです。重ね重ね申し上げますが、病気ではないです。信じてください。どうか信じてください。」
なんて言っても、実態を何も話してないのと一緒じゃないですか。
そもそも食事の誘いの流れの時に言うことではありませんよね。かわらせんべい専門店で飲み会をやることはないですし、恐らくそんなものはないですし。

たぶん他人には伝わらないけれど、その伝わらなさに寂しさを感じなくて、むしろ自分だけの感情感覚感性だって思えるからかえって心地いい、そんなこと。

そんなことがきっと、人それぞれにあるんじゃないかなって。
八十二億人八十二色の気持ち。

そんなことを考えても生産性はないんだろうけれど、生産しなきゃいけないって決まりはないよね。



なんでかわらせんべいが嫌いなのかの詳細はまたいつか。


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