活気あふれるチャイナタウン巡り記。さよならシンガポール
リトルインディアから無事に脱出できた私たちは、電車に揺られてチャイナタウンに到着した。
インドと中国を同日に味わってしまおうという、過激なプランである。
チャイナタウンはシンガポール人の友人くんが案内してくれるとのことで、駅で待ち合わせ。
友人くんと合流し、お昼ごはんを食べにローカル屋台へ。
駅前は綺麗な建物が並んでいたが、屋台に近づくにつれて少しずつ雰囲気が変わっていく。
この日のシンガポールは警報級の暑さだったらしい。
確かに、湿度も高いし日差しも容赦無く、肌がじりじりいっている気がする。
屋台は数階建てになっており、階段で上がったり下がったりして、はぁはぁ言いながらお店を見てまわった。
チキンライスを食べたかったが、見当たらず諦めた。
強めの中国人おばちゃんのお店で、海鮮チャーハンを注文。
中国人の無表情にまだ慣れない。
こちらはシンガポール人の友人くんおすすめのお店のヌードル。
一口食べてみて、飛び跳ねるほど辛かった。
ココナッツミルクでまろやかにしたつもりだろうけど、辛すぎた。
何口か食べていくと、辛さに慣れてきて、奥の方にある美味しさを感じることができた。
所々に食べ終わったトレイを返す棚があるのだが、返すときに注意が必要らしい。
ハラルフード(イスラム教の教えに沿った食事)のお店で買ったものは、ハラルと書いてある棚に返す。それ以外は、ノーハラルと書いてある棚に返す。
ただこれだけなのだが、何も知識がなかったので、適当に返すところだった。教えてくれた友人くんに感謝。
色々な文化の交わるところでは、細かなことも気をつけないといけないと学んだ。
食後のデザートは、マンゴー。
日本では高級でなかなか食べられないマンゴーが、とても安く食べられる。
マンゴー好きな夫が、いち早く食いついた。
すごく濃厚な甘味。
チャイナタウンの賑わっているメインストリートの方へ向かう。
ドリアンは近づくと臭うのですぐにわかる。
食べてみると美味しいらしいが、食べる勇気がでなかった。
何を買うでもなく、なんとなく見て、さらっと通り抜けただけで終わってしまった。
たくさん歩いて喉が乾いたので、ジュースを購入。
ベンチのようなものはなく、仕方なく道端で立って飲んだ。
雨が降り出したので屋根のあるところに移動してジュースを飲んでいたら、どこから来たのか急に現れたボロボロの服を着たおじさんが、目の前で土下座し始めた。何かぶつぶつ言っていたが、聞き取れず、こわくなって逃げた。
お金を恵んで欲しかったのかな…
貧しくて困っている人がいたら助けたいと思うけど、急な土下座はこわすぎる。
苦い思いを感じつつ、チャイナタウンを後にした。
3日間シンガポールを案内してくれた友人くんとはここでお別れ。
私たちはこれからホテルに荷物を取りに戻ってから、チャンギ空港へ向かう。
最後にエッグタルトを買えたので、もう心残りはない。
さよならシンガポール。たくさんの刺激をありがとう。
日本にはまだ帰りません。
ここからが2024年、G W旅の本番。
憧れのニュージーランドへ飛びます。
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みなさんの幸せが続きますように。